ミルフィーユのような記憶

記憶は上書きできるけど新しい記憶が重なり
何層にもなっていて自分を形成していく。
なので、完全に消えることはない。
昨日観た映画『サヨナラまでの30分』で
そんなセリフがあってなるほどなと思った。
嫌だなとか、辛いなって思ったことって
もう見たくないから蓋をして奥に奥にしまう。
だけどふと、その蓋がズレたりして
中で長く発酵した匂いを感じて
うわっと思う。
けどまた蓋をする、の繰り返し。
奥に奥に追いやった思い出はちゃんと見て
何が嫌で、どう感じたのかをちゃんと認識して
終わりにしないと、ずっと引きずっていくことになる。
結局それが自分を形成していくのだ。

楽しいことばかりじゃないし
辛いことばかりでもない
何層にもなった記憶や経験は
この後どれくらい重ねていけるのだろう。
できるならば嬉しい記憶を濃くしたい。
で、最後は美味しくまとめたいよね。

ちなみに映画の感想は
Filmarks(フィルマークス)に残してます。
『ユウト』さんの映画レビュー | Filmarks
https://filmarks.com/users/rock74ers

#エッセイ
#サヨナラまでの30分
#記憶

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