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写真との向き合い方 「印刷 モノクロ 再訪」

Bonjour
フランスからこんにちは
フランスの生活で気づいたことや価値観をブログで共有しています。
ここnoteでは写真やカメラに関する事が多いですが、フランス生活を通した何かを写真や映像でも伝えられたらという思いで、撮影技術の向上にに取り組んでいます。
率直に「ただ楽しいから続けている」っとも言える熱の入れよう?です💦

まだまだ初心者の域を脱せずにいますが、伝えたい想いが功を奏して写真に真面目に取り組んでいられる!?と自負しています。

そんな自己流の取り組みの中から自分が実践を通して発見した「写真との向き合い方」について初心者目線で話してみたいと思います。


1. 印刷

デジカメ主流の現在、印刷する機会は少ないと思うのですが、お気に入りの写真や思い出の写真を印刷することをお勧めします。そして「毎日目につくところにそれを飾る」です。
これは誰かに聞いたわけでは無く、自分で実践してみて「あらまっ」と気づかさせることがありました。
撮影のレベルが高いとか低いとかではなく、印刷して自宅の壁に飾る。日々目にすることで新しい撮影に対する視点や目線、構図の発見があります。
大きなきっかけではないのですが、毎日何気なく見ていると、あるとき「こう撮れば良かった」「もっと表現方法を変えてみたら良くなるかも」とひらめくんです笑

飾っていたら、来客に「油絵みたい」っといわれて「はっ」と気づかさた一枚
曇り空が気に入らなかったのですが、新しい発見がありました


何気なく見ている日常の感覚から生まれるこれって客観的に自分の写真や作品を見られるという視点が持てること、これは印刷して飾ってみて、日々目につくところで繰り返し毎日見ることから生まれる「気づき」であるという発見をしました。人それぞれ見方や気づき方は違うと思いますが、自分の写真に向き合う一つの手法として有効だと思います。

2. モノクロ

モノクロの表現の意味合いって色々あると思うのですが、自身が感じるモノクロ撮影、編集とは、「作品造り」に通ずる意味合いが強いです。
つまり、写真を通した「説明」や「共感」の意味よりも、自己表現をするための「作品」としての価値が高まる表現方法になり得る、その可能性をシンプルに伝えられると感じています。
モノクロに対して造詣が深いわけではないのですが、モノクロ編集する事によって、絵画に通ずる「作品」に仕上げる、自分が表現したい思いを写真により託せる気がしています。

LYON国際空港 国鉄TGV駅舎

いくつかのモノクロ編集や作風を経験すると、別の機会でファインダーを覗いた瞬間に「あっ、これ,モノクロで行けるかも」とひらめいたりします。
この瞬間って最高に楽しくて、撮影モチベーションが爆上がりします。
また上級者のモノクロ作品を見ることも「絵作り」のひらめきに役立つと感じています。
自分のいつもの退屈な写真が別の次元にワープする感覚です。

ファインダーを覗きながらモノクロ仕上げをひらめいた一枚です

3. 再訪

近所のGrangent 湖 
今回は「焦点合成」をしたり、「長時間露光」で遊んでみました。

いつも目を皿のようにして「映えするスポットは無いか?」と探していますが、自身の技量を見極めるポイントの一つとして、「同じ場所で撮影を繰り返す」事の価値を最近感じています。
同じ場所であっても、時刻が違えば見え方も違うし、季節が違えばもちろん空気感も違うし、同じところで幾度も撮影をして、その写真を見比べるという作業の尊さは実践の中で「肌」で感じられる写真への向き合い方の一つになります。

同じ場所での繰り返し撮影の絶好の場所、
職場の裏

同じ場所で繰り返す中での多くの失敗、その中にプチ成功体験があって、一年に納得いく作品が数点だったのが、次の年に5点くらいに増えるという微増でも、そこに価値を感じて再訪する根気は自分のスタイルを確立するための経験値を上げる効果があるのでは?と感じます。
これは見せるための写真の意味合いよりも、自分の技量を振り返ったり、新しい発見を見つける手助け的なアクションです。
何気ない近所のスポットで良いので、そんな場所を設定すると新しい写真への向き合い方が生まれるかもしれません。同じ場所ってなかなか退屈なんですよね。
自分は職場の裏や、ある湖(正確には川)のダムに浮かぶ孤島を何度となく訪れているのですが、新しいスポットが見つからず「まぁ今日はあそこでいいや」と投げやりに思っていったのが、撮った写真を見比べて同じアングルでも写り方や雰囲気がまるで違っていたりすることに気がつくと、その価値を改めて感じます。レンズや撮影方法を変えても差が分かりやすくて面白いですよね。

そしてその経験が、初めての場所に行っても生かされる。
いわゆる優秀作で無くとも、違ったタイミングの写真がよく見えるときがあればその違いを探求するわけで、その経験は新しいところに行っても確実に生かされる、その繰り返しが技量の発展に繋がる可能性が高いです。
レタッチもしかり、同じアングルの写真で退屈と思いきや、掘り下げることが出来れば新しい価値観や技法、レイヤを発見できるかもしれません。

以上、私なりの写真への向き合い方の例を紹介しましたが、人それぞれカメラライフの中で新しい発見をする機会がいろんな側面であると思います。
なかなか目に見えるように撮影技術は上達しませんが、難しいからこそ攻略してやろうモードが楽しいわけで、そんな私のモチベーションを共有出来たら幸いです。


それではまた!
アビアントゥ!à bientôt !!
See you !!


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