ソニー・ロリンズが約50分吹きまくる“音”を何としても聴きたかった!『ザ・ソロ・アルバム』 #はじめて買ったCD
冒頭から言い訳させてください。昨日投稿した
『戦場のメリークリスマス』(サントラ)を当時最高の音質で聴いてみたかった #はじめて買ったCD
と「#はじめて買ったCD」がダブっているのは、どちらもほぼ同時期(1985年)にリリースされたため、買った日が同じだったかもしれないからです。
ソニー・ロリンズのベストパフォーマンス
もうずいぶん前のことになります。私は20代から30代の頃、ジャズの雑誌を読んでにわかジャズファンになった時期がありました。
サックス奏者ではチャーリー・パーカーやジョン・コルトレーンなどの有名なアルバムはだいたい聴きましたが、中でもお気に入りだったのがソニー・ロリンズ。
特にアナログレコードのライブアルバム『ヴィレッジ・ヴァンガードの夜』に収録された「オールド・デヴィル・ムーン」が大好きでよく聴いたものです。
その頃、音源がアナログレコードからコンパクトディスク(CD)に移行しはじめ、ジャズ雑誌でソニー・ロリンズのライブを収録した『ザ・ソロ・アルバム』 のCDを大プッシュしていました。
ソニー・ロリンズがあの重厚なテナーサックスのサウンドで、他の追随を許さない(個人的意見)アドリブをソロで1時間近くプレーするというのだから期待感はハンパなかったです。
当時普及しだしたCDを聴くためにオーディオシステムを揃えたばかりだったので、とにかく聴かねばと『ザ・ソロ・アルバム』 を買いに走りました。
批判を覚悟で結果をお伝えすると「期待外れ」でした。ソニー・ロリンズの演奏は素晴らしく、CDならではの音質も申し分なかったのですが、収録時間56分をサックス1本のソロ演奏だけでもたせるのは正直至難の業だと思います。
私にとってソニー・ロリンズのベストパフォーマンスはアナログレコードの「オールド・デヴィル・ムーン」であり、それを超えるまでには至らなかったのです。
ちなみにアナログレコードとCDの音質についてはこちらの記事で触れているので、興味がある方は読んでみてください↓
その後のソニー・ロリンズの思い出
ローリング・ストーンズが1981年にリリースしたアルバム『刺青の男』(Tattoo You)のゲスト・ミュージシャンとしてソニー・ロリンズが参加して話題になりました。
ロリンズは収録曲「Slave」など数曲でサックスを吹いています。
それ以来、ほとんど情報を見かけませんでしたが、2010年のこと。
お昼の人気番組『笑っていいとも!』を見ていたら、スタジオにソニー・ロリンズが登場したのでびっくりして、画面に釘付けになりました。
http://kenz7.blog57.fc2.com/blog-entry-258.html
当時80歳で来日公演のプロモーションに訪れていたようです。
現在は93歳になります。公式サイトやX(旧Twitter)などに作品の情報などが掲載されているものの、ロリンズ自身の投稿はなさそうです。
「#はじめて買ったCD」の記事ながら賞賛ばかりではありませんでしたが、お読みいただきありがとうございました。
#はじめて買ったCD #ソニー・ロリンズ #ザ・ソロ・アルバム #ローリング・ストーンズ
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