NHK紅白の切り札「Queen(クイーン)」の見どころを考えてみた
『第74回NHK紅白歌合戦』にロックバンド・Queen(クイーン)が特別企画で出場すると発表されましたね。
クイーンと言えば映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)の世界的大ヒットが記憶に新しいのではないでしょうか。
私などは、70年代にクイーンの人気を目の当たりにしたので、青春時代を思い出したものです。
NHK紅白はクイーンを投入することによって、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でファンになった人々やリアルタイムで聴いていた世代の興味を引くのが狙いでしょう。
クイーンはボーカルのフレディ・マーキュリーが1991年に亡くなり、現在のオリジナルメンバーは実質ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラー2人になりました。
2005年頃から数年はボーカルにポール・ロジャース(元フリー、バッド・カンパニー)を迎えて活動していましたが、2012年頃からアダム・ランバートをボーカルに迎えています。
今回のNHK紅白でも「クイーン+アダム・ランバート」と発表されました。
見どころ1「ブライアン・メイのギター」
ブライアン・メイが主に弾くエレキギター(レッドスペシャル)は、若い頃に良いエレキギターを買うお金がなく、知識や技術を持ち合わせた父親と一緒に手作りしたことで知られます。
彼はインタビューで次にように話しています。
またブライアン・メイはギターの音にこだわって「アンプは切れかかったバッテリーを使い、ピックの代わりにコインで弾く」とも話していました。
紅白でどのような楽曲を演奏して、どの程度ギターをプレーしてくれるかわかりませんが、ギターフレーズとサウンドには日本中のギターフリークが注目するはずです。
見どころ2「イケメン担当だったロジャー・テイラー」
ドラマーのロジャー・テイラーは若い頃「ハンサム」と騒がれたものです。
映画『ボヘミアン・ラプソディ』ではロジャー役を演じたベン・ハーディが「イケメンでカワイイ」と話題になりましたが、たぶん本物の方が人気は高かったでしょう(個人の意見)。
また、レディー・ガガの名前の由来はクイーンの楽曲『RADIO GA GA』とされますが、作詞・作曲を手がけたのはロジャー・テイラーです。
NHK紅白では今でもダンディーなロジャーがどんなパフォーマンスを披露してくれるか見どころの一つと言えるでしょう。
見どころ3「アダム・ランバートのポテンシャル」
ブライアン・メイとロジャー・テイラーが2009年にオーディション番組『アメリカン・アイドル』にゲスト出演した際、アダム・ランバートがクイーンのヒット曲『伝説のチャンピオン』を歌うのを聞いて気に入り、クイーンのボーカルに誘ったといわれます。しかし故フレディ・マーキュリーに代わるボーカルを誰が務めるかについてファンの納得を得ることは難しく、クイーンに参加するまで時間がかかりました。
アダム・ランバートは当時、次のように話しています。
よほどのファンでなければ、クイーンのボーカルとしてのアダム・ランバートを見た人は少ないのでは。NHK紅白では彼がどんなポテンシャルを発揮するか楽しみです。
見どころ4「NHKホールに来るのか?」
2021年大みそか『第71回NHK紅白歌合戦』の特別企画で、YOSHIKIがクイーンのブライアン・メイ、ロジャー・テイラーをはじめ大物アーティストたちとコラボしました。
当時はコロナ禍ということもあって、YOSHIKIはLAからリモート出演、ブライアン・メイとロジャー・テイラーもそれぞれリモートで共演したものです。
今回はNHK紅白の公式サイトでクイーンが特別企画で出場することについて次のようにコメント。
「海外と日本をつなぐ」っていうから中継の可能性もありますが、「来日公演」のプロモーションをかねてクイーンがNHKホールに来てくれることを期待しちゃいますよね。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
#NHK紅白 #クイーン #Queen #ブライアン・メイ #ロジャー・テイラー #アダム・ランバート
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