10/2次にたてる問いを掴むのがうまい
間違いをただなおしても音楽に結びつかないから
その受講者さんは音楽を実感のある理論で学びたい、自分の音楽に耳をすませてみたい、という希望で、月2回のペースでレッスンに来られています。
今日は10月の1回目
音楽リテラシーのやり方に沿ってやってきた理論で、音階の階段の幅は「全音」と「半音」があること、その体感、などをこれまでしてきていて、曖昧だった音程が安定してきていています。
今日は、最初にライアーを奏でていただいて、その一番上に来る音とその周辺の音のつなぎがとても優しく、彼女らしいと思いました。そういえば先週歌って頂いたときも、同じアクションでそこの音を捕まえていたことを思い出し、ほっこり。
こういうときは、ただただお客さんになって、よいみみで鑑賞するのが一番。心地よいひとときでした。
楽譜をしっかり見ながら引いておられたのでそれを尋ねると、これまで、楽譜のこともわからず曖昧だったものが楽譜を頼りに音楽を構成できるようになった、楽譜があるとそれがつかめる、ということで、よく分かるなーと思いました。
次の段階としては、心のなかで楽譜を再現することだなと思い今日は音高フレーズのワーク。
しっかり時間をかけて、
ただただ正確に間違った音を矯正していくのと、音楽の流れのなかで全体性を掴みながら修正していくことの違いを理解してもらいました。
発見がいっぱいあった模様。
次に自分にとって必要な知識がなにかをいつももってくる人
いつもこの方、前回までの理解の次に当たるような問いを生活の中で拾って自分でもってこられるので、学びが早いなーと思います。
あれはなんでかなと思うと、息子さんという最適な話し相手がいることと、自分が何がわかっていないかということをよく知っておられるからだなと。
イメージ力というのもいろいろあるなあと思いました。
きっと神様のメッセージを拾うのがうまいのだな。
そのへんって、必然性、というのがすごくかかわってもくるのかも。
この方の今日の質問は、ト音記号の右にシャープがついているのにどうして、メロディの中にシャープがつくおとがないのか、ということ。
なので、そもそもどうしてファがシャープになるのか、ちょうど音高フレーズのワークをしながらその話ができたことは、すごく良かったと思います。私も思いもかけぬ質問で、そうか、楽譜読み慣れてない人はここで躓くんだという発見あり。ありがとう!そういえば同じようなところで躓いてた人いました。
そして、ヨナ抜きという日本の音律の話。ペンタトニックの話なども数珠つなぎでお伝えすることができました。
質問サイコー。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!