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3人の先生+1

私が師と仰ぐ先生が4人います。
いまや、ふてぶてしいまでに強くなった自分ですが、若い頃はとにかく壊れそうでした。でも、きっと若い頃はたくさん悩みもあったことだろう先人たちの生き生きとした生き方は、何より先の見通しをイメージさせてくれます。

幼稚園のときから通っていたピアノ教室の歌の先生
・・実はあまり楽譜のことなど習った記憶はなく、まあ、穴だらけのレッスンでしたが、とにかくマイペースで明るい方です。音楽の楽しみ方だけでなく、音楽が生きる支えとなりうるのだという一番根幹のところを生涯人生をもって教えていただいています。

大学の時のピアノの先生
・・・極端に怖がりで、ピアノの前で震えていた私を、じっと見つめながら、繊細に丁寧に扱っていただきました。初めてのレッスンで「もっと腕を使って」とは言わず、「そう、鳥のように」と、私の動き始めた音楽をそっと羽ばたかせていただいた。

息子の幼稚園の先生
・・・毎日通う息子を両手を広げて坂道の上で待っていてくださった。当時の私は、あんなふうに人を受け入れられない、といつもその風景に涙がでました。大事なことは言葉ではなく、姿勢で伝える人。幼稚園がなくなったあと、久しぶりにお会いしたときに「どうぞ、天使たち(これからの子どもたち)をよろしく」とおっしゃった。

そしてもうひとりが、お会いしたこともないけれども何度もその本を読みなしては襟を正させてもらっている、大村はまさんです。国語教師。

これは、HPに古い記事を書き直してみました。

今、という時代、不条理の風に煽られながら、生き抜くすべを教わった人たちです。



愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!