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実家の庭・12月−1

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耕作放棄地になる寸前だった実家の庭に少しずつ手を入れています。帰るたびにあちこち歩き回るのですが、庭も畑も、雑木地も、崖もあって、楽しすぎます。

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前回水路を掘った、もと田んぼで、これから、花でも咲かすか、と言っています。水路はちゃんと機能していて、上から流れてくる水が水路に逃げていって、田んぼには入らなくなっていました。

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母が、落ち葉を集めたというので、踏み込んでおきました。米ぬかがないというので、雑木地に行って、少し山の腐葉土をもらってきて一緒に混ぜ込んでいます。雑木地のふもとの腐葉土を移植ゴテでほろうとしたら、毛細血管のような木々の根っこがスポンジのように絡み合っていて、ちょっと申し訳ないな、と思いつつ、それごと頂いてきました。

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なんとか歩けるコンクリ水路周りにチガヤっぽいグラスがピンピン生えていたので、抜いておきました。道ができるとテンションあがります。スミレの株をみつけたので、いつか咲くかな。楽しみ。
そして、ここの水路には台湾ヌマエビがうじゃうじゃ住んでいます。沈んでいた枯れ葉を取りのぞくと中から出てくるので、一匹うちにつれて帰って水槽にいれたのですが、あっという間に石の下に入りこんでそれっきり行方不明です。

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朝日が気持ちいい。寒かったけど。

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家から一番遠い畑。下の記事に見取り図があります。

崖近くの方はガラガラの石ばかり。この近くには、昔石神さまという神様をお祀りしていた場所があって、ここが河岸段丘であるのと、なにか関係があるらしくって、頑丈な岩盤の上にここはあるらしい、です。昔そんなことを父が言っていたような気がします。

ここは、誰にも見えない場所なのにとっても見晴らしがよく、草引きの途中で寝転びます。草は、すすき系の根っこのヤバイやつで、ノコギリ状になった鍬を地面に差し込んで、根と芽を切り離します。ザクザクっといい音がします。鍬で掘り起こそうとしたら、土地は粘こくて、付き合いづらい。

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前に アカメガシワを抜いた場所には、小さな小さなスミレが咲いていて、感激。脱いた甲斐があったというもの。

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紫がひとつ、白が一つ、付かず離れずの位置で。紫はツンとした葉っぱで、白は丸っこい。

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ここの畑は、隅っこのほう、ツキヌキニンドウらしき蔓性の植物が多いかぶさっていて、これを、分厚い皮膚を剥いでいくようにして、ギザギザ鍬で刈っていきました。

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とはいえ、剥いでも剥いでもきりないので、ここで放置。でも、剥いだ下にはシロスミレの群生があったので、春にはたくさん咲くかも。

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雑木地側には、桜の木。周りの草引き。

野いちごの茂みがあったので、周りの蔦などを切って、野いちごを残しておきました。もう一本の木のふもとには買ってきた福寿草の苗を植えておきました。

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そういえば、野菜。レタス類は結構食べれますが、キャベツ系のものはこじんまりとしてて、お花ですか、という感じ。まあ、食べられるかどうかは、あまり気にしてません。かわいい。それにしても、ひよこぐさは一つも生えてないな。土はまだなかなか厳しい。雑木地の土は見事に団粒構造できていたのに。環境が違うと、土って全然違うから面白い。

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愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!