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音楽の背中・暮らしの奥に(日記)

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大人や子供がやってきて音楽をまなぶここutena music field での出来事と、日々のふりかえり、明日への希望などを。 音と音のあいだにある音楽と西洋音楽の仕組みへの敬意…
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2021年10月の記事一覧

だれとだるまと うさぎと きつね

先だって、「だれとだるまと」のにらめっこの話を書いたら、 何人かの方に、興味を持っていただいました。 これは、ぜひに、皆さんでやっていただきたい。 きっといろんな発見もあるはず。 この際なので、きちんとこのわらべうたのことを書き留めておこうと思い、 HPの方で、じっくりとうんちくを語らせていただきました。 生徒さんと一緒に「だれとだるまと」をやっている動画も最後に付けました。 HP今少しづつ、記事を足していっています。時々覗いてやってください。 もとになった記事はこちら

マスクに埋もれていた目を開いて

マスクの暮らしは視界も狭くしているのかもしれない。 感覚に服を着せられている私達、子どもたち。 生徒一人をレッスンしているとき、その子が楽譜を目で追えていない、ということに気がついた。 ねね、だれとだるまとって覚えてる? にらめっこ。 私のほう、まっすぐ向いて、あれやろう。 だれとだるまと、は幼児さんのときのあそびでにらめっこ、 変顔は一切しない。ただ、しっかりと目と目を合わせるだけ。 生徒と向き合って、 「しっかり目を開けて、顎を引いて、こっちを睨んで。」 と、いう

楽譜をえがく、ファンタジー

utena music field の楽譜がお嫁にいきました少し前のこと、うちの自作しているテキストに興味をもっていただいた音楽教室の先生のところへ、うちの「おとえほん」と「うたとピアノの本」がお嫁にいきました。送るまえに、パシャリとしたのが上の写真。うちの生徒たちはみんなこの本から楽譜=音楽 とであっていきます。おとえほんは、チョコレートの箱サイズでてづくり。馬糞紙の表紙に、櫟井さんのイラスト。 子どもたちは描く、音楽をおとえほん、もらった生徒はうれしくて、レッスンバッ

10月の音楽室

できなかったグループワーク幼児さんが、「グループワークしたいんやけどー」と圧力をかけてきます。 なかなかの迫力です。すまぬ。 コロナも心配やけど、正直いうと、9月のオンラインリトルコンサートで力尽きておりました。今、コンサートのDVDとCDを少しづつ作成中。CDがとってもいい。子どものピアノのおとって・・・ 新調した布や、ボールも出番を待っています。 音楽を感じる大事なツール。 (布は、幼児さんは白いシルクオーガンジー、 小学生が手染めのシルクシフォンを使います。) ボ

セラピーから冒険へ

普段聞いている音楽、昔大好きだったあの曲・・・ いつも聞いている馴染みの聞き方というのがあります。 それは、自分の居場所を示してくれる、とてもよい寝床のようなものかもしれない。音楽を描く(utena drawing )は、それを確認し、自分の中から引き出してきて愛でる、そうやって自分を取り戻すセラピーのような役割もおおきいワークです。セラピーというか、誰にとっても迷路に迷わないための大事なデフォルト。 芸術療法の第一の段階はまず自分の在り処を肯定できるようになること・・ u

音楽前夜

サークルのほうで、音楽以前の音楽の存在が話題になりました。 例えば、風が吹く様子とか、鳥の羽ばたきとか、そういう時間の流れの中にあるものもそうだし、小石のかたちや、心の揺れ加減、バランス、デザイン、質感(テクスチャ)重み、重力、世の中にあるものはすべて音楽の素材となり得る、と捉えてみる。 さらには、社会を構成しているシステムや、人体という複雑極まりないシステム。 そういうのを総称して「音楽前夜」と名付けてみることにしました。 昨日、noteをもっと気楽に書こう、と思っ

一歩すすむための頭の整理

改めてnoteを始めた理由noteを始めたのは、私の仕事がかなりニッチなところに刺さっているらしい、と気がついてきた頃でした。 私自身は特に奇をてらったことが好きでもないし、地味な方だし、ただ、やたら、「音楽が生まれるところ」に興味があった、というだけで。(いやその時点で、変だったのだね。)そして、なにげに始めたことが、人との出会いにつながって、いつの間にかそれが仕事になっていた、それが、いかにもニッチだったらしいです。 ただ、この仕事、これはどうしても継続していく、とい