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第62話 日本の技術者は優秀であるが使い捨て 20240716

どーも、わたくしうっちー(@utchii_tatehama)と申します。
過酷な労働から解放されるべく、日夜勤め人卒業を目指して、活動しております。

目標:2030年までに50万/月⇒100万円/月(上方修正)のCFを構築して、サイドFIREします。
不動産賃貸業で資産を積み上げて、経済的に自由になります。
現在:CF 24.3万/月

BGM~♪
風の中のすばる~
砂の中の銀河~

高度成長期・バブル・失われた30年、いつの時代もまじめに かつ 果敢に挑戦してきた技術者(機械・電気・組込制御)達がいた。
彼らは会社のため、顧客のために寝食も忘れ、開発に没頭した。
そして、素晴らしい商品や技術がうまれ、日本の経済は豊かになった。

しかし、かつて素晴らしい商品・技術を生み出してきた技術者たちは会社内で重要なポジションに付くことなく、疲弊している。
日本の技術者達の境遇はいつの時代も厳しい。

プロジャクトM(仮名)

わたくしの勤め先は典型的なJTCである。
メーカーであり、日本のものづくりの一部を支えている。
われわれが作る製品が人々や社会の基盤を担っているのだ。

わたくしの同僚である新田さん(仮名)は50代で役職はない。
平社員である。
彼の業務はエクセルで書類の管理や整理をすることである。
たぶん1時間もすれば1日の仕事は終わってしまうだろう。
そんな彼の業務を、ある人は憐れむように、またある人は叱責の感情をもつ。
正直、哀れな存在である。

しかし、彼は知る人ぞ知る 伝説の技術者 であった。
彼が開発した画期的工法はいまの弊社の生産方式のスタンダードになり、効率的かつ品質のよい製品を世に送り出している。
彼が弊社にもたらした利益は数百・数千億に匹敵するだろう。

だが、絶大な成果をだした彼は、会社からさらなる成果を求めらて、必死に頑張り、そして壊れた。
彼はもう技術的な仕事を任せてもらえない。
また壊れるかもしれないから。
そして、今日もエクセルで資料を整理している。

つらい。
つら過ぎる。

すべての会社がそうだと言う訳ではないが、日本の会社は技術者を大切にしない。
経営陣から期待された技術者は、雑巾のように絞られるだけ絞られ、そして壊れたら、窓際部署に異動させられる。

給料はどの部署に行こうと変わらない。
しかし、彼らの心や体の病気は治らない。
自尊心も粉々である。

目敏い技術者は、この状況を知っており、必要最低限の業務しかしない。
なぜなら、会社から期待される存在になると次なる雑巾候補になってしまうからである。
こんな会社・組織に未来はあるのか。
少なくとも、わたくしは嫌である。

だから、わたくしは不動産賃貸業で自分のビジネスを持ち、お手製のベーシックインカムとした。
さらに、技術者として長く活躍できる場所・環境を模索しているのである。

技術者の幸せとはなんであろうか。
その答えはまだ見つかっていない。

あなたの勤め先ではどうですか?
技術者は大切にされていますか?

読んでいただいて、ありがとうございました。
それでは、(^-^)ノ またね~。

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