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ビジネスコンテスト・政策コンテストの「リアル」に迫る

こんにちは!このnoteにおいては、高校時代に面白い活動をしていた方にインタビューをして、その活動の魅力を伝える記事を執筆しています!今回はビジネスコンテスト/政策コンテストに出場されていた、東京大学経済学部3年の「梅太郎」さんにビジネスコンテスト/政策コンテストの魅力を聞いてみました!

その他の記事はこちらから↓
https://note.com/utbasehighschool/m/ma89ed7d9804b


お忙しい中、インタビューにお答えいただきありがとうございます。
まず、高校時代に残された実績についてお聞かせください!

# ビジネスコンテスト
Junior Achievement主催の
・International Trade Challenge 2018 国内大会優勝、Asia Pacific 国際大会出場
・Social Innovation Relay 国内大会第2位
・Travel & Tourism Business Program 国際大会第3位
・Asia Innovation Challenge 2018 国際大会優勝
・Digital Leadership Do Re Mi 国際大会第2位
(ただし、Asia Innovation Challenge, Digital Leadership Do Re Miは2022年現在開催されていません)。

# 政策コンテスト
鹿児島県鹿屋市主催の
・「首都圏の中高生が考える「鹿屋市が抱える 100 の課題」チャレンジ事業」最優秀賞、
鹿児島県主催の
・「明治維新 150 周年記念平成 30 年度かごしま政策アイデアコンテスト」高校生の部大賞です。

ビジネスコンテスト・政策コンテストでの活動を通して、得たものはなんですか?

海外の高校生と競い合ったり共に戦ったりする中で、自分が普段生活する高校のコミュニティが狭いものであることを実感できました。また、実際に海外や地方に足を運びその地域が抱える課題を「課題挑戦者」の立場で体感する中で、社会の抱える問題を身をもって学ぶことができました。

ビジネスコンテスト・政策コンテストに求められる力はどんな力だと考えますか?その理由も教えてください!

課題に対して複数の解答・解法を検討して、それぞれを比較して適切なものを選び、論理的に課題から自分の解答を導いていく力と、課題設定・課題解決に論理的に取り組むことを楽しむことだと考えます。

高校・大学での学びとビジネスコンテスト・政策コンテストでの学びはどう違いますか?

受験勉強をはじめとした高校での学びでは、教科書の内容をもとに与えられた問題に対して答えを考えますし、その答えには正解・不正解があります。
一方で、ビジネスコンテストや政策コンテストの場合は何が「問題」かがそもそも明確ではありません。市民や潜在的な消費者が日常生活で必要としていることや社会課題がなにかをまず考えて、自ら問いを設定します。たとえば、「A国では電力供給が不安定で携帯電話の充電に困っている。その需要にこたえる商品を検討せよ。」という課題設定をします。そこから、その需要を満たす・社会課題を解決するようなビジネスプランや政策を検討していきます。そのビジネスプランや政策には正解・不正解の明確な基準はありません。本当に課題に応えるビジネス・政策なのか?費用はどれだけかかるのか?収益性はあるのか?持続性はあるのか?競合相手はいないのか?など多角的な視点から、自分の「解答」を評価してブラッシュアップしていくことが必要になります。
このステップは、自ら課題を設定し、そこから論理的に議論を展開して課題に応答するという大学の学問の営み(たとえば、論文執筆)に通じるところがありますね。

現在の興味分野はどこですか?

ピンポイントの「興味分野」は絞り切っていませんが、
文学、哲学、経済などなんでも。

ビジネスコンテスト・政策コンテストはどんな人におすすめですか?その理由も教えてください!

考えることの奥深さ・面白さ、社会の広さを知ることができるので、高校での学びに退屈している人におすすめです。

最後に、ビジネスコンテスト・政策コンテストに参加を考えている人へ一言お願いします!

少しでも興味をもったら、積極的にチャレンジしてみてください!そこでしか得られない学びがあるはずです。

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梅太郎さん、お忙しい中ご協力いただきありがとうございました!
受験勉強によって得られる力とは全く違う力が得られそうですね。答えがない課題に対してまず課題の設定を行い、それに対して多角的な視点から回答をブラッシュアップしていくというプロセスは、確かに大学での学びと似通ったところがあるように思えます。考えることが好きな人や、何らかの課題意識を持っている人にとってすごく魅力的なイベントですね!ビジネスコンテスト・政策コンテストに興味を持っている方がいれば、ぜひ参加してみてください!

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