【詩】行きたい場所が決まるまで
「どこへ行きたい?」
突然あらわれた神龍が問う
「どこでも」
行きたい場所などなかった
まばたきをした神龍の瞳が光る
あきれたかと思ったら大口を開けた
「それもおもしろい」
長い体が震える
空気が震える
「おもしろいかい?」
怒るかと思った
あきれると思った
「ああ、一緒にぶらぶらするとしよう」
低く太い声が響く
「それなら一緒に行こう」
肩の力が抜けた
龍と共に行こう
どこへ行きたい
何かをしたい
何もない
何も決まっていない
ゆらゆらとした自分のまま
龍の背に乗って行こう
それもきっと悪くない
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新年あけましておめでとうございます!
一年の計は元旦にありとはいいますが、何もなくても2024年は進んでいきます。
それも、ひとつの旅のカタチ。
どうぞ、みなさんに良いご加護がありますように。
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