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Chaki P-100 「同窓会でドッキリ、みたいな」/Lefty弾き語りの苦悩


なんとすばらしい膨らみなのだろう。すべてが美しい

こんにちは。「半径1mから6,371kmの愛と平和」を歌う、左利きのシンガーソングライター・歌っテルです。
久しぶりに同窓会で再会した時に妙にグッと魅力的になっててドッキリ・・・みたいな「同窓会あるある」ですけど。
それにちょいと似た感じで、しばらくぶりに引っ張り出したギターにあれこんなにええ子やったっけ?やるやーん!ドキ❤️ってなること、ありますよね。

第6回■Chaki P-100

「ネオロカKing」ブライアン・セッツァーのGretschにシビれていた20代当時。ある日どこかで(ほんと覚えてない遠い昔のことね)突然出会い頭の事故にあってしまったのが、この子でした。
彼のG6120とは違うけど、この激シブっぷりにこれまた超絶ひと目惚れ(それ多すぎ)〜〜〜〜っ!
ジャズもブルースも全く弾けないけど関係なし!!
この子、聞けば知る人ぞ知る京都の老舗楽器屋「Chaki」製造、たまたまぽろっと出てきたデッドストックの超レアレフティだとか。しかしまぁよくもこんないい状態で僕に出逢うまで待っていてくれたねぇというマリアナ海溝よりも深い感慨と共に迎え入れたわけです。

ジャンギャラリ〜ンベンベンッ!なんとも独特の鳴りも脳内をむずむずと刺激するし、どうですこのタバコサンバースト。シングルカッタウェイとfホールと艶めかしいアーチドトップ感もセクシーでたまんない!!控えめに膨よか。頬擦りしたくなる。
なんだけど、なんとなくオオクワガタに似てるなぁって思うのは僕だけでしょうか。。。

とはいえ、ロカバンドのフロントでアコギはパーカッション的にジャカジャカ弾いてるスタイルなわけなので、到底フィットするわけもないのです。
せっかく手に入れたのに、ライブで使ったのはたったの2回…。
ピックギターとしての長所を活かしたフルスペックな演奏を全くしてあげられていないまま、お蔵入り!となっていたのです。

(ここから、心の声)
ええ。長い間。
ほんっとーーーーーーーーーに長い間でした。
ええ、ずっと静かに。私はお待ちしておりました。
時々弦を張り替えたりはしてくださいました。はじめの頃はそれもちょっと期待はしましたけど、旦那様はそのたび、いつも、心ここにあらずって感じでしたので。。。だんだんこちらも期待しなくなりました。
それでも私には私なりの誇りとピックギターとしての矜恃がございますの。
いつ心を向けてくださってもいいように、髪をとき肌を整え紅を引き喉を潤し胸を張り、つねに心構えはしておりました。
(心の声おわり)

最近音楽仲間でピックギターで弾き語るアーティストに出逢って、みんなそれぞれに独特な世界を創っていてとても素晴しいんです。
僕はアコギとウクレレがメインなんだけど、ちょっと、あのピックギターのブルースな引きずった音とか、リバーブの効いたロマンティックでジャジーな音もトライしてみたいなと思った時に・・・

よし!
もう一回、あのクワガタちゃん、弾いてみよ。

と思ったわけです。
で、本当にひっさしぶりに「弾く気に」なって抱えた時に、さきほどの心の声が聞こえてきたのです。

泣かすなぁ。
いやーもうそんな言われたらたまんない(だってそう聞こえたんだもの)。
そこからけっこう全力で試行錯誤中。
なんとしてでも、今度こそ、彼女の良いとこ引き出せますようにってね。
ひとまずはいまウクレレでも使ってるaudio-technicaのコンデンサマイクPRO70で音を拾っていこう。リバーブも手元でアレンジしてみたい。あー楽しみだ。
なんかちょっとドキドキする。
あの頃とはちょっと違う、ドキドキだな。
大人になってから もう一回 恋をしてるみたいだ。

・・・でもやっぱり、なんか、クワガタに似てる。




いつもこころに、愛と平和を🌈

・・・・・



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