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うたた寝と母との邂逅

私の育った東北は寒く、子供の頃は暖房器具が限られていたこともあり居間に「こたつ」が必需品であった。

幼少時の記憶で家族とこたつはリンクしている。

青森出身の太宰治の名言「炬燵は人間の眠り箱である」
ほんとうにコタツはニンゲンのネムリバコなんです。

あっという間に睡魔に落ちる。

現在、私にとっての「眠り絨毯」はホットカーペットですが、先日、そこでうたた寝してましたら

1月に亡くなった母の夢

母と姉とこたつに入ってくつろいでいる夢。
ただそれだけなのに、驚いたことに、母に対して心も身体もこれまでで最も一番近い距離感でした。
母が死にそうな時ですら、私の内側でどこかに壁があったように思う。
それがすっかり無くなっていた。

「ワタシハココロノヨロイヲカブッテイキテキタ」
誰にも助けてもらえず、完全に自力で生きていくと決めた
人に求めても無駄だ、と孤独だった
自他ともに甘えを許さず
だからこそ、たくさん人を助けたかった
それでいて、いつも虚しかった

その封印が解かれたのだ、と感じた。

母が夢の中で言ったひとことは

「ゆうこは決めたらやってきたね」

姉の夢でも私の夢でも、いつも母はピンクを身につけてる。
それが腹巻だったり、寝巻きだったり、ダサくて素な感じなのだが、母はいつもピンクが好きで愛の人だったと思う。

幼児の頃、母が創作の物語を寝る前に布団の中で話してくれることがとても楽しくて幸せで好きだったなあ。

私はいつから人に甘えなくなってしまったのだろう。

人生に甘え復活❣️です。




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