キーボードにジュースこぼしたから分解して乾かしました
気をつけているつもりでも、ついついやってしまうことってあります。脇に飲み物がある環境で、PCで作業をしている人はたくさんいると思いますが、そんな人が毎日発生を恐れる現象。それがキーボード飲み物こぼし(あるいはぶちまけ)です。
誰しもに一定確率(個人差あり)で訪れるこの現象がついに自分にも起こったので、分解して乾かしてキーボードの再起を図りました。
ちなみにこぼしたジュースはカルピスの原液を薄めて飲むやつです。
キーボードについて
今回ジュースをこぼしたキーボードはG-TUNE Accurate Keyboard GTB111PSBKです。
某通販サイトで新古品1,000円ほどで購入したキーボードですが、存外使いやすく愛用していました。
キーボード自体はG-TUNEのBTOパソコンの付属みたいです。一応ゲーミングキーボードということで、最大11キー同時押しができます。
キーは安価なメンブレン方式ですが、キーのぐらつきがなくレスポンスも良いので自分の出会ったメンブレンの中では最高の一品といえます。
ただほんの少し図体が大きいのがネックです。キーの上部・下部にスペースがあり邪魔かも(せっかくのG-TUNEロゴですが……)。
こぼしたので分解
本来ジュースをこぼした直後は通電させないようにして乾かすのが一般的かと思いますが、それほど高いキーボードではないのでどんなふう動作するか観察することにしました。
パッと触った感じ使えていましたが……おっと「8」キーを押すと「6」キーも同時に入力されてしまうではありませんか!
これはきちんと乾かしたほうが良いな……。というわけで分解します。
背面13箇所のネジを外して中身を確認します。へぇ、キーボードの中ってこんなふうになっているんですね。部品の少なさに感動しました。
▲キーボードの蓋を外すと薄いゴムのシートが入っている。これが押し心地を決めているのでしょう。
▲そして下層には3枚の薄いプラスチックのシートが。キーの位置に合わせて穴が空いていたりそうでなかったりします。キーの組み合わせでキー押下検知をしているのですね。白い線が導線かな。
▲右上にLED付きの基板がありました。
▲せっかくだしキーボード表面を水洗いします。この図だけ見るとなんだかイケないことをしている気分になりませんか??
▲洗ったキーボード表面とゴムを乾かします。外干しがなんか怖かったので浴室乾燥です。
上記工程を踏んだ結果、キーボードは無事復活!
表面もきれいになり気持ちよくタイピングに勤しむことができます。嬉しい!
今回分解したことで、キーボードの仕組みを考える機会となりました。シンプルな構造ながらパーツを少なくする工夫がされているのですねえ。
メンブレン方式がゴムの劣化に依存するという意味もよくわかりました。
結論:メンブレン方式キーボードは洗える
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