曲の骨格をつくる『ダイアトニックコード』
こんにちは!大人のポップスピアノ_utatane(ウタタネ)です。
コード理論の話になると、よく出てくる「ダイアトニックコード」。
だ、だいあ…と…肉???(汗)
なんてカタカナ用語にどぎまぎしてしまう方もいるかもしれません。
コード理論を学び始めると知らない言葉が次々出てきてひょえ〜!!っとなりますよね(⌒-⌒; )でも用語は何回も聞いていれば嫌でも覚えてくるので、焦ったり心配したりしなくて大丈夫です。わからない言葉が出てきたら「なんだっけ?」とその都度調べて〜を繰り返しながら少しずつ身につけていきましょう。
ダイアトニックコードってなあに?
ダイアトニックコードは、ざっくり「そのキーで基本的に使えるコード」と思っておくとわかりやすいかなと思います。もし近くに鍵盤があったら、ぜひ実際にどんな響きか音を鳴らしてみましょう♪
まず、白い鍵盤を一つ飛ばしに3つジャーンとおさえてみましょう。
どうですか?どんな響きがしましたか?
今度は全体的に一つずつ右にずれてまたジャーンとおさえてみましょう。(同じように白い鍵盤を一つ飛ばしに押さえる形になっているはずです。)
さっきとはまた違う響きに感じませんか?
そしてまた全体的に一つずつ右にずれて〜と繰り返しながらジャーンとおさえていくと、「ド」=「C」の音をルート(一番低い土台の音)にしたもの、「レ」=「D」の音をルートにしたもの…全部で7種類のコードを弾くことができます。
これが、Cメジャーのキーの「ダイアトニックコード」(3和音)です。
お気づきになったかもしれませんが、Cメジャーのキーのダイアトニックコードというのは、Cメジャースケール(=ドレミファソラシド)の音だけで構成されています。響きもシンプルで使いやすく、曲の中でもたくさん登場するコードです。
ちなみに、白い鍵盤を1つ飛ばしに4つ押さえていくと、Cメジャーのキーでの「4和音のダイアトニックコード」を見つけることができます。3和音よりは少し複雑な響きになりますね。一般的に「お洒落」と言われるような最近のJpopや映画音楽、Jazzなど、4和音のコードを使っているものが多いです。
でもだからと言って何でも4和音にすればいいってものでもなくて、ジャンルやその曲の雰囲気に合わせて使い分けられるといいと思います。そのために、自分で響きの違いを知っておくことが大事なんです。
曲はダイアトニックコードを軸につくられている!
ポップスやヒーリング、映画音楽など…一般に多くの人が耳馴染みのある曲のほとんどは、ダイアトニックコードを軸につくられています。そこに、更に彩りを加えるためにその他のコード(ノンダイアトニックコード)がところどころ挿入されている、というイメージで捉えると曲の構造をつかみやすくなるのではと思います。つまり、ダイアトニックコードは「曲の骨格をつくっているコード」と言えるでしょう。
実際、この7つのコードだけで部分的に(又は全体に渡って)弾ける曲ってたくさんあるんです。例えばこんな感じ。
他にも「チェリー」スピッツや、「春よ、来い」松任谷由実など、まだまだたくさんあるはずです。皆さんもぜひ探してみてください。
動画の中で弾いているように、
キーがCで(又はキーをCに直したもので)
ダイアトニックコードのみで弾けるもの
はつまり、コード部分は白い鍵盤だけで弾けるということなので、ピアノ初心者さんにも弾きやすいと思います。最初は音符があまり細かくなく、テンポがゆったりした曲から始めてみるといいですよ。
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