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楽がき ギブアンドテイクは罪悪感から生まれる

うたたねです

今回は罪悪感の使い方について
学んでいきましょう

罪悪感を使うという考えたことも
ないようなテーマなので、
少々取っつきにくいと
思われるかもしれませんが、
まず覚えて頂きたいのは
脳の中で罪悪感と満足感はセッ
なっているということです

例えば寝坊をして遅刻をしたときは

寝坊してしまったこと=罪悪感
遅刻を謝罪したこと=満足感

ということになります

「いやいや、罪悪感でいっぱいだし、
謝っても満足感はないよ」
と思われるかもしれませんね

では、仕事で遅刻したときのことを
思い出してみてください

遅刻したときの仕事の序盤は
いつもより疲労感を覚えた、
という記憶はありませんか?

それは、飛び起きて
急に動いたことによる疲労ではなく、
謝罪をして満足感を得たことで
脳はすでにひと仕事終えたような
感覚になっているので
「まだ働かなきゃいけないのか」という
精神的な疲労を感じるのです

仕事の後半や退勤時には、
遅刻したことなんて思い出さない限りは
記憶から消えているはずですし、
帰り道に「遅刻したからいつもより疲れた」
なんて思うこともないはずです

「遅刻した日はずっと罪悪感でいっぱい」
なんてことは、残念ながらありません

これで、罪悪感が満足感とセットに
なっているという、
何とも自分勝手な脳の働きを
なんとなく理解して頂けたかと思います

あなたの学校や職場にも、
やたらと遅刻する人はいませんか?

その人は「謝ればなんとかなるだろう」
と思っているわけではなく、
遅刻による罪悪感から
満足感を得る流れが習慣になっている

ということなのです

満足感を得る=問題が解決した

と無意識のうちに
脳が勘違いをしてしまっているので、
そこに気づくきっかけを与えるか、
ご自身で気づかれない限り
「寝坊する」という根本的な問題が
改善されることはありません

罪悪感の間違った使い方をしている
典型的なパターンといえます

では、罪悪感をうまく使うパターンを
勉強していきましょう

あなたは最近だれかに
プレゼントを買いましたか?

実は、与えられたときより
与えたときのほうが幸福度が高い
という、
これまたすぐには理解しがたい
脳の仕組みがあります

これも罪悪感と満足感のセットによるものです

では、この場合の
満足感のピークはどこだと思いますか?

相手の喜んでいる顔が
浮かんだときでしょうか

それとも、実際にプレゼントを
渡して相手が喜んでくれたときでしょうか

どちらも確かに満足感を覚えますが、
ピークではありません

この場合の満足感のピークは、
お会計あとです

まず、お金を払ったときに
「自分が使わないものにお金を使ってしまった」
という罪悪感が生まれます

もちろん実際に罪悪感を覚えた
記憶はないでしょうが、
遅刻のようなわかりやすく
「やってはいけないことをしてしまった」
というものではないので、
意識していないだけで
脳内では確実に感じています

そして「お金をかけたんだから、
きっと何かあるに違いない!
自分はいいことをしたんだ!」
という満足感を得るのです

実際に相手が喜んでくれたり、
お返しのプレゼントがもらえたりする、
なんていう保証はどこにもありませんが、
それでも脳は勝手に満足してくれます

では、プレゼントを受け取ったときは
何を感じるのでしょう

このときは満足感から罪悪感を覚えるのです

相手が好きな人だったり、
欲しかったものであればあるほど
「プレゼントしてもらえて嬉しい」
という満足感を覚えます

そして、相手が好きな人だったり、
欲しかったものであればあるほど
「こんなにしてもらってしまった」
という罪悪感を覚えるのです

この罪悪感が「相手に何かお返ししよう」
という解決策を見いだします

これがギブアンドテイクの仕組みです

今回はわかりやすくプレゼントという
「物」でお話をしましたが、
私たちは日頃から物以外でも
ギブアンドテイクを繰り返しています

仕事のノウハウ・勉強・知識などを
教える人と教わる人でも成り立ちますし、
歌手とファンという関係でも成り立ちます

twitterの「いいね」や
noteの「スキ」もこれにあたります

Twitterで好きな芸能人や尊敬する人の
ツイートを見た場合、
ツイートの内容を見ていないのに
「いいね」していることがありませんか?

あれは、その人がツイートしてくれた
という満足感と、
何かをお返ししてあげたいという
罪悪感を瞬時に感じて、
気づいたときにはすでに
「いいね」しているのです

逆によく知らない人のツイートだと、
しっかり中身を読んでから
内容がよかったことで満足感を覚えて、
何かをお返ししてあげたいという
罪悪感が生まれて「いいね」します

Twitterといいねの関係であれば
これで何の問題もないのですが、
このギブアンドテイクの関係を
仕事や学校に持ち込んでしまうと
もったいないことになります

この感覚を無意識にでも
仕事に取り入れてしまっていると、
尊敬できる先輩や上司の話は
素直に取り入れて、
そうではない人の話は
内容が似たようなものであっても
集中が切れるという、
人の好き嫌いが
仕事に影響してしまう状態になってしまいます

「もらったアドバイスがいいものであれば
誰からもらったものでもスキルアップできる。
スキルアップすれば
結果的にその人へのギブになる」

という意識を持ちましょう

先ほど書いた通り、
アドバイスなどをギブする側は
ギブしたことですでに満足感を得ている
ので
「この人(尊敬できる先輩)自体に
お返しをしなければ」
と思う必要はありませんし、
そうでない先輩からのギブにも
罪悪感を持つことができます

罪悪感というネガティブなイメージが
強い言葉なので、
もしかしたらまだギブアンドテイクという
ポジティブなイメージの言葉と
結びつきにくいかもしれませんが、
あなたが好きな人からはもちろん、
そうでない人にも
「自分のために時間を使ってくれている」
と感じたときは、
それは罪悪感からくる感情であり、
持たなければいけない感情です

テイカー(受けとるだけの人)に
ならないためにも、
罪悪感を覚えたときは
「この人は何かをギブしてくれている」
と思う習慣を身につけて、
特に職場や学校では特定の人に
盲信することなくギブアンドテイクが
できるようになりましょう

最後まで読んで頂きありがとうございます

うたたねでした

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