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ガラスの手【シロクマ文芸部】

ガラスの手だ
君が何かに触れるたびにそう思う

君はいつもそっと触れる
触れるものを壊さないように
触れる君が壊れないように

君はいつもそっと形をなぞる
映し出すかのように
記憶するかのように

それらは 雑多で 美しく
柔らかく 固く
冷たく 暖かく
醜く 汚く

あと3ミリで触れる
君のガラスの手に
僕はどう映るのだろう



どうもこんばんは。
どうもシロクマ文芸部さんへの投稿は「詩」という形になってしまいます。
でも、今回は扉絵つきです。

「ガラスの手」というお題、先日から頭の中を占領している「犬王」の手の触感でモノを見ている感じとリンクしまして、何だかガラスの手の中に色々詰まっている絵を描いてみたくなりまして・・・・
かといってこちら様は締め切りまで時間がないので、今まで描いた色々を詰め込んでみました。思ったより良い感じ?

本来、陶酔型の「詩っぽいもの」はこっぱずかしいので、今後の目標としてオチのあるショートショートに仕上げることを目指します。

本当は読むのも書くのもショートショートが好きなんです。


ペンギンのえさ