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2024サロベツ100マイルロードレース/ロードレース S-2(100km) 2位

サロベツ100マイルロードレース

  • 距離:100km(20km×5周)

  • 獲得標高:1,133m(Garmin)

  • 順位:2/44th(S-2完走35人、DNF9人)

  • 時間:2:43'53.16"

  • 平均速度:36.61km/h

  • バイク:GIANT TCR ADVANCED SL+WH-R9270-C50-TL

  • 天候:曇り

  • 風:南西3~4m

  • 気温:24~28℃

地元の大好きなコースを走るレースで昨年コロナ禍明けで4年ぶりに復活して2年目。
特に大規模草地の中はいろんな人に見てほしい素晴らしい景色。日本じゃないみたい、北海道じゃないみたいな景色が広がる中をレースできるなんて恵まれた環境です。
晴れると景色は素晴らしいのですが、暑さに弱い道北民なので、あまり暑いと困っちゃうかな。

レース3週間前の晴れた日のトレーニング

今年は、日本の最強ホビーレーサーと言われるあの高岡さんもエリートクラスで参戦。ぜひ、この素晴らしいコースを味わってもらっていろんなレーサーに広めていただきたいものです。

レースまで

体調については、TTの記事で記載済み。

ホームコースなので、ニセコクラシックまでは知駒峠で山登りの練習が多かったのですが、それ以降の週末はサロベツ周回を練習することが多く、もう何年も練習しているので、どこで何があるかを把握できている地の利があります。
レース3週間前には、旭川から濱岸さん、小宮山さんなどと一緒にS-2の距離5周をトレーニングして、まずまずの手ごたえを得ます。

バイクは、GIANT TCRで出走するが、普段ソロで乗る分にはそれほど不足には感じないけど、集団で走行して強度や速度が上がる時、どうも下ハンが詰まる印象があって、82mm(なぜか半端な点)という短めのステムから100mmに変更したのがレース10日前。7/5にきっとコロナになって調子を落としまだ咳が残る中、7/11にステムを変えて50km程度試走してみた。
試走してみて少し長いように感じるが、まぁ、徐々に慣れていくだろうと楽観視。ダンシングはしやすくなった。集団の高速走行時により深く低姿勢で乗車できるようになった気分。
ステム長を変えることで、少し体の使い方も変わってくるような気がして、いつもとは違った筋肉が多く使われるようになったようにも感じる。
食生活では、足攣り防止のため3週間前からアルコールをやめ、1週間前からはコーヒーもやめたが、効果があるかどうかは当日になってみたいないとわからない。

レース前日

前日TTに出場するも、それほど出し切れてないので、疲労感は少なめ。
TTレース後に実行委員会の審判会議等があって少し遅くなってしまい、温泉に浸かり、夜ご飯は午後8時くらいになってしまう。
車を運転しながらおにぎり2つを食べ、家では白米を1合ちょっとを食べる。
消化も考慮して就寝が午後11時と遅くなってしまった…。

レース当日

補給

  • スタートボトル:2本(OS-1:800ml→1/5残+麦茶750ml→全飲み)

  • 途中ボトル:3本(ペットボトル水500ml、ボトル水750ml×2)※足攣り用

  • ITさん糖質ドリンクを入れたフラスコ(300ml→2/3残)

  • WINZONE(脚攣り対策)5袋と糖質系ITさんジェルを混ぜたフラスコ(300ml→1/3残)

  • 2RUN14粒(残6粒)

朝ごはんもしっかり摂っているのでエネルギー切れの心配はしておらず、すべては足攣り対策。何とか軽めの足攣りで収まってくれないかと期待したい。

作戦

元気なJの皆さまと混走なので、Jだけで逃げる分には静観。
S-2とJの逃げには何とか付いていきたいところだけど。
S-2だけの逃げができた場合は、少人数は静観でまとまった人数なら乗りたい。勝ち逃げの可能性も高いし、吸収されてもダメージは大きくない可能性があるので。強い逃げなら集団に人数が揃っていてもきっと追えないと思う。
集団待機の場合は、相変わらず消極的ではあるけど、中段くらいで様子見かな。

朝から

3:20起床
運営の手伝いがあるため、午前5時45分に現着する必要があり、自宅から車で45分かかるため、午前4時40分に出発予定。
起床は午前3時を予定していたが、目覚ましを止めてくず折れて午前3時20分頃の起床となってしまい、いろいろと作業が後ろ倒しに。

3:50朝食
まだ昨夜の米でお腹が膨れていたが、頑張って3合食べようと思うも、2合くらいでギブアップ。
食べたご飯は、
・白米2合(納豆、卵)
・バナナ2本
でした。
結果的に、これで持ちました。

5:00出発
出発が遅れ、午前5時頃家を出ましたが、何とか集合時間の午前5時45分には現地に到着しました。
ミーティング、作業などを行って、選手の私はお役御免で自分のレースの準備を進めることにしました。
 
自転車を組み立て、ホイールの空気はフロント4.8くらい、リア5.0くらいに設定し、ボトル、補給用保冷バックなどを用意。

6:30受付

受付

午前6時30分に受付スタートと同時に受付し、各種軽量化をはかり、ゼッケン付けたりしていると時間が無くなり、午前7時15分には試走を終了するようにと言われていたので、レース距離がそれなりにあるので1周目は穏やかであってほしいと願いつつ試走はせずレースに臨むことにしました。

7:30開会式

開会式

8:15BCAA、2RUN1粒注入。
BCAA注入し、足攣り対策のために2RUNを事前に1粒注入しました。

8:20整列
スタートライン整列中段くらいで藤井先生と横並び。S-2のスタートは8:40なので、10分前くらいまではウィンドブレーカーを着て、その後妻に渡す。

藤井先生と
中段くらいに並ぶ

8:40スタート
S-2(44人)・J(13人)スタート

レーススタート

8:40に、S-2とJ合わせて57人という今回のレースカテゴリーでは最多の出走でレースが始まった。

先頭スタート(公式)
集団中段(ほぼ後方…)からスタート(横井様提供)
集団のほぼ後方でした(公式写真で確認…)

中段(ほぼ後方…)くらいに並んでスタートしましたが、最初から結構な速さで集団が進みどんどんと後退してしまいました。
ここで、サイコンのパワー計表示が無いことに気づき慌てる事態に。
最後尾くらいでサイコンのパワー計をペアリング解除・追加などして何とか復旧しましたが、それ以降もパワーが落ちたり復活したりを繰り返し、この日のパワーデータは諦めることにしました。
たくさんの選手がいて混線してしまうなんてことあるのでしょうか…。大失敗でした。
そんなこんなですっかり最後尾になってしまい、大きく下り少し上り返して道道(121号稚内幌延線)交差点を左折(P4)します。
ここまでは向かい風に感じました。
このコーナーを立ち上がると毎度のことですが後方にいるためインターバルがかかり脚を使ってしまいます。なら前に行けばいいのに…という話なんですけど、なかなか位置取りが悪く、油断すると徐々に後退してしまうんですよね。
この道道に入ってから追い風基調も相まって猛烈にペースが上がり、アップをしていないことを後悔しつつ必死に前に付いていきますが、一列棒状で高速な状態がしばらく続きました。
きっとJの皆さんがペースを爆上げして逃げを作ろうとしているのでしょうが、まだS-2の選手も同調していて全体的にハイスピードになっていることが考えられましたが、如何せん、後方にいたもので先頭で何が起きているのか把握はできませんでした。
道道を1.4kmほど進みますが、この区間は片側通行止め区間で対向車の可能性があり中央線にパイロンが置かれ、警察官も大量に投入されました。今回のレースには13人の警察官が入ってきたようでした。
昨年のツール事故を受けての対応です。
その後、稚内空港方面へ左折(P5)し北上すると引き続き追い風基調で猛烈なスピードで集団は進みます。
まったく緩まない速度のまま10km程度走ったところで、足攣り防止対策で2RUNを1粒投入しました。今回のレースでは10kmを目安に2RUNを服用する予定です。
平坦区間も爆速で進みますが、ある程度番手を回復して最後尾から集団後方に位置取りします。
裏の一番長い上りwakko(1.01km、47m、4.6%)の坂の手間の道道121号ClimbⅡ(0.45km、18m、3.5%)もいいペースで上るので、かなりキツいですが、まだ付いていけます。
そして、例の鬼門のwakko坂に突入。
昨年は最終周回でメイン(とも言えないくらい減っていたが)集団からチギれたポイントです。
集団はけっこうな速度で坂に突入して、そのままどんどん進んでいきます。どうやらここでJの6人くらいが上りで速度を上げて逃げて行ったようです。ここでそれ以外のメイン集団は少し落ち着いたのか番手を下げつつも集団内でクリアすることができました。
ただ、逃げにS-2の選手が入ったのかどうかは把握できませんでした。
ちなみに、wakkoのログです。
①2:23-25.6km/h-280w
②2:37-23.3km/h-223w
③2:36-23.5km/h-198w
④2:35-23.6km/h-174w
⑤2:27-24.9km/h-137w
パワーデータが滅茶苦茶ですが、もしかすると1周目はちゃんと取れていたのかもしれません。
 
wakkoを越えて少し下り基調の直線を爆速で進み、道道から町道へ鋭角コーナー(P9)を左折します。
ここからアップダウン区間に入りますが、向かい風基調でもスピードが速く地味にキツいです。T字路(P10)を左折して残り3.5kmほどもハイペースで進むと、先行するエリートで落車があったようで、吉村さんともう1人の選手が路肩でリタイヤしていました。吉村さんは何とかエリート完走したいと話しておられましたが、1周目でリタイヤだったようでした。
ゴール地点に戻ってきて1周完了。1周目のタイムは31分19秒でアベレージ38.7km/hでした。2周目以降は、32分中盤から33分中盤でしたので、1周目が猛烈なハイスピードだったことがわかります。
①31:19-38.7km/h
②32:36-37.2km/h
③33:22-36.3km/h
④33:23-36.3km/h
⑤33:17-36.4km/h
今日の風向きからするとP9までは集団右側に位置取り、P9以降は左側に位置取ることがよさそうです。
1周目が終わって、リザルトから見るとJが6人逃げていて、集団からは10人くらい切れたように思いますが、まだ集団は40人くらいは残っているという大人数でした。

1周回を終えたS-2集団、集団後方にヘルメットだけ確認できます
これも1周回終わりかと(横井様提供)

2周目に入ると少しスピードが緩んで比較的平穏になったので、何とかチギれずに残れた安堵感に包まれます。
それにしても、作戦を立てましたが、まったく逃げとかチェックとかできるような速度ではなく、後方で何とかコバンザメ走法で付いているという状態です。
2周目のP4を左折しても後方にいたのでインターバルがかかり辛いです。
パリパラリンピック代表の藤田選手が集団先頭付近で積極的な動きをされていて、さすがだな~と感心していました。
2~4周目のWakkoの坂は比較的集団全体が抑えめで進んだのでチギれることはありませんでした。
2周回終了後に実行委員会のペットボトルの補給を受け、足攣り防止のために脚に水を掛けました。まだ集団は30人くらいは残っていました。
今回、久しぶりにBOBBISHジャージが複数選手いまして、懐かしい集団です。神上さんはしばらくモーターレースにどっぷりで自転車レースは7年ぶりのようです。小宮山さんは自営業になられて充実したトレーニング時間を確保できるようになって月間3000kmくらい走っておられるようで好調です。なお、小宮山さんはしばらくアルコールも飲んでないらしくすこぶる体調がよろしいようです。私も3週間ですがアルコール断ちするとけっこう体調よく感じるので、それもそれでありかな~なんてこの時期は思うんですけどね…、レース期終わると浸るわけで…。

2周回終わりと思われる、写真左後方の定位置(横井様提供)
(横井様提供)
(横井様提供)
2周回終わり、左後方の定位置から補給を取る
この後補給を取る
ほぼ集団最後尾で2周回終了(公式)

3周目に入ってから、ジェルでエネルギーを補給します。
小宮山さん、受け取ったボトルを早々に落としてしまい、満タンなのに~と残念がってました…。確か3周目だったような、2周目だったかな??
3周目も比較的平穏に集団は進みましたが、そろそろ足攣りの兆候が出てきましたので、あちこちバンバン叩いたりしながら走行しましたので、やはり安定の最後尾付近をうろうろする感じです。
集団内で少し中段くらいに上がることはありましたが、後ろを確認しないで斜行する選手などがいて、危うくハスってしまいそうになり、その選手はけっこう危ない動きをしていたので、近寄らないようにしました。
集団には、ニセコでも長い距離を一緒の集団で走った藤井先生や佐賀先生もおり、知っている方がいるのは安心できてよいですね。
BOBBIHの小宮山さんは常に集団前方から中段くらいに位置取りしていて、上手だなぁ…と感心していました。私もあの位置にい続けたいと思い上がってみるもやはりずるうる後退して最後尾付近に戻るを繰り返します。
集団後方には北大生(B2の中村選手)がいて、どうみてもクライマー系で、登りはさくさく走っていきますが、下りがどうにも遅くて後方集団に戻ってくるということを繰り返していました。
藤井先生が走り方をアドバイスしていてその通りに走ったら苦手の下りもそれなりに維持できるようになったのか、レース中の進化を見て、若い人の吸収力や伸びしろに驚嘆しました。
藤井先生がやはり教え方が上手というのもあるのかもしれませんが。

3周目のゴール手前5kmくらいから、藤原さんがアタックして追随する動きがあり、少し逃げができました。
3周終了後にスプリント賞があるので、それを狙っているのかとも思いましたが、Jを含めたトップが対象となるので、ちゃんとわかっている逃げであれば、本当に逃げの動きをしていることになりますが、集団は静観していました。
この頃に、最初のJの逃げにS-2でも乗っている選手がいるとかいないとか情報が錯そうしていて、はっきり先頭がどうなっているのか把握できませんでした。
3周目終りには、自分で用意していたボトル(ニセコボトル)を実行委員が渡してくれ、キャップがもげて壊れてしまうアクシデントがありましたが、水は出たので、脚全体にかけ、すぐに捨てました。 

相変わらず最後尾
集団最後尾で補給もらう(公式)
ニセコボトルをゲット
取ったど~!

4周目に入ると、後方で中切れする選手が出てきて、そこを縫って最後尾を確保する動きが続いたため、けっこう脚を使うことになりました。
集団前方に位置取ることが大切だな~と認識しつつも、補給したり2RUN飲んだりわちゃわちゃするので最後尾がいいだろうと定位置化してしまいました。
4周目に入った最初の大きな下り頃に、ボトルから水を首や背中にかけまくって後ろに飛散し大迷惑を掛けている選手がいましたが、大迷惑を掛けられた選手から怒声を浴びせられ、やめてくれたので助かりました。
藤田選手も後方に下がってきて少し脚を回復させているようです。
4周目の裏のwakkoの坂の手前の坂(道道121号ClimbⅡ)で、いつも一緒に練習している村上さんが、走行車線を外して手を出してきて前に入れてくれたのですが、どうやらチギれる合図だったようで、仲間がいなくなり心細いです。
wakkoの坂でもそれほどスピードは上がらず集団でこなしP9以降のアップダウン区間に入ります。
この頃に先頭付近で飛び出す動きがあったけど集団からすぐ見えるところで差が開かないような状態でしばらくすると吸収されることが続いた。
この辺で7年ぶりにレースに復帰された神上さんが盛大に攣ってチギれていきました。
徐々に疲労が積み重なって離脱していく選手が多くなりました。
風も強まり、幅寄せなどもあって草むらに一度タイヤを落としてしまうこともあったけど、何とか復帰して事なきを得ます。
脚攣り症状は継続していて、特に膝の上の筋肉が厳しい状況。ダンシングすると盛大に攣りそうになるので、シッティングのままパワーをかけだましだまし走ります。
この頃に藤田選手が一人逃げを敢行したようで、見えなくなりました。
最後の補給を前にスタートから持ってきた麦茶を飲み干し、冷たいニセコボトルの補給を受けて、膝上、太もも、ふくらはぎなどに少しずつ掛けながら様子をみました。

4周回終了間際(横井様提供)
麦茶ボトルを捨てる準備(横井様提供)
4周回終了時藤田選手が逃げる(公式)
集団も追随します(公式)
相変わらず私は最後尾で補給(公式)
余裕に最後尾(公式)
水を少し飲みあとは脚攣り防止掛け用に(公式)

5周目に入ると集団の数をだいぶんと減り25人くらいになっていたようです。
安定の最後尾を位置取っていて、あちこち水を掛けたり2RUN飲んだりしていると、ずいぶんと余裕になってきて、写真なんか撮っちゃいました…。

5周目の道道左折手前

そのまま平坦区間をこなしていきましたが、残り10kmくらいの地点で、芦崎さんもスローダウンして脱落していきました。パンクだったようです。
また、wakkoの坂の手前の坂(道道121号ClimbⅡ)辺りで、レース3週間前に一緒にこのコースで練習した濱岸さんは、昨日のTTで優勝し、今回のRRでも優勝候補と思ってましたが、ここでスローダウンしていきました。どうやらバッテリー切れでピスト状態になったとか…、S-2での最後のレースが残念な結果となりました。
最終周回のwakkoの坂はカチ上がる可能性もありましたが、それほど上がることもなかったと思いますが、それでも5回目で脚の疲労もピークですからキツい中、何とか付いていけました。ここで初めてインナーに落として走りました。2~4周のまったりペースよりは速かったので多少ペースは上がっていました。
wakkoの坂をきっと最後方で付いていき、P9までの緩い下り区間でなぜだかスピードに乗ってしまい、先頭に出されてしまうという失態を犯してしまいました。
先頭に出て戻るのも悪いかな…と思い、しばらく先頭をひき、P9も先頭でクリアして、その後の短い上りでペースを落とし、後続に抜かれましたが集団前方を位置取りました。
実はどうもこの頃からなぜか足攣り症状が改善されてきていて、それなりにパワーを掛けられるようになっていました。何がよかったのか…。
数人抜け出しを図るようなプチアタックのようなものもありましたが、すぐに集団に吸収されるということを繰り返して、P10前のアップダウン区間でも抜け出そうする動きがありましたが抜け出しきれずに残り3.5kmほどのP10T字路を左折します。
この時点で集団は20人程度に弱になっていたと思います。
少しアップダウンを経て、7年前に落車して鎖骨肋骨骨折をした区間を抜けた残り2.5km付近で集団中ほどでダンシングをしようとして体制を崩した選手が後続選手とハスって後続選手が落車するのが見えました。
そして、その選手に乗り上げるようにもう1人の選手が落車。私は左端後方を走行していたため、それを横目に見ながらすり抜けましたが、一部の選手(藤井先生)は足止めをくらったようで、さらに人数が絞られてました。
この時点で15人くらいが残っていたと思います。
落車されたお二人は最初から積極的に前方で動いておられた方たちで、ここでの落車は無念だったでしょう。
この後も少し抜け出す動きがありましたが、アタックが成功することはなく、スプリントになるような気配が漂います。
私はスプリントが大の苦手と恐怖症で、スプリントには参加しないで流してゴールかな…と思っていました。
風向きを考えると集団の左側がよいポジションでそちらに位置取りますが、皆そう思っているからか左側が混雑していました。
最後の下りをほぼ最後尾でクリアして、左側後方に位置取ります。

最後の直線手前の下り左カーブに侵入する先頭集団15人くらい(横井様提供)
少々牽制入ってますね…、私は写真右手後方3番手(横井様提供)
写真右後方4番手(横井様提供)
写真右端(横井様提供)

私の前には強い瀬戸さんがいて、その番手に付けていました。
右手には藤原さんや小宮山さんが位置取っていて、駆け出していくのが見えます。
左手の瀬戸さんの前にも選手が数人いて若干の出入りがありましたが、最後の登りに入ると残っていた選手も皆疲弊していたのか、どんどん失速する選手が相次ぎ、そこをくぐり抜けて前方に進む瀬戸さんの後ろをキャッチしてシッティングのまま踏んでいくと前には瀬戸さんを残すだけとなりました。

ラスト200m(公式)
前には瀬戸さん(公式)
まったく腰を上げてない、けっこう左右余裕ありますね(公式)
瀬戸さんの後ろでゴール
自転車1台半差くらい(公式)
残念(公式)

まだ脚があったので、スプリント掛ければよかったのですが、最終ストレートに入ったときには最後尾だったので、もうこんなに前に来てしまったことに満足して、まぁ、このままでいいやーが勝ってしまい、追い込めないまま2位でゴール。
優勝した瀬戸さんからは、0.21秒差でした。もう少し前後の様子を把握してもがけば良かったなぁ…と思いましたが、後の祭りです。ただ、準優勝という想像もしていなかった結果には驚きました。
逃げにS-2の選手がいたのでは…、という情報もあって、2位なのか3位なのか分かりませんでした、結果的に2位だったようです。

ゴール直後
表彰式
表彰式(公式)
2位表彰台
(公式)

閉会式では、パリパラ出場の藤田選手からお言葉もありました。

藤田選手パラリンピック頑張ってください!
ミーハーその1(SATFFとスペルが違うぞ…)
ミーハーその2、木村君優勝おめでとう!高岡選手またお越しください!
実行委員会・車連・ボランティアの皆さまお疲れさまでした!また来年!(公式)

感想

ニセコで長距離レースに出て、その後もトレーニングを積み、3週間前にはかなりよい状態がキープできていましたが、その後にコロナに感染して1週間トレーニングができない状態だったので、ここまで走れるとは思っていませんでした。
このコースで何度も練習していたので、コースを熟知していたことで、ペース配分や強弱のイメージができた地の利の部分はかなり自分にはプラスに働いたと思う。
昨年は最終周回のwakkoの坂で足攣りが酷くチギれましたが、今年はここでも残れたことが嬉しいです。
そして、最後まで残った選手たちも最終ゴールスプリントの様子を見ると、相当脚が無くなっていたと推測されます。やはり100km走ると皆さんキツいんでしょうね…。
強豪選手たちが、機材トラブル、脚攣り、落車などで離脱して、最後はただ走っていただけで2位になっていたという棚ぼた状態の準優勝でした。
集団後方で消極的なレースをしていて金魚の糞、コバンザメ走法をしていたのに、最後だけ前に出て好成績を収めてしまったことに、申し訳ないという気持ちが強いです。
来年は、ちゃんと前方で走った上で成績を残せるようになれればいいな、と思います。

地元の大好きなレースを楽しめたことに感謝です。
開催してくだった運営の皆さまありがとうございました。
来年は実行委員としてももう少しボスの負担を軽減できるように頑張りたいです。

S-2リザルト
S-2リザルト

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