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指示               ――画像しりとりはじめました(#106)

(#105) 草彅剛→「し」→指示


コーチから外野手への指示に

「いざとなったら飛べ」

というサインが追加。


これがBIGBOSSの目指す守り勝つ野球か



 まあ、いざとなったら飛べ、と言われて飛べるのは、『アストロ球団』の明智球七・球八兄弟くらいなものだが(・_・)

厳密に言えば、飛んでるのではなく
弟の球八が、兄の球七を「飛ばし」てるのだが


 BIGBOSS。今シーズン(2022年)から、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの指揮を執る新庄剛志監督の登録名であり、監督就任会見の席上で
優勝なんか一切目指しません」と宣言した正直者である( ̄∀ ̄)。

そんなBIGBOSSが率いる今シーズンのファイターズの成績は――

59勝81敗3分 勝率.421 

 堂々たる最下位である。それも5位とのゲーム差が9ゲームという、見事なくらい断トツの最下位である。ある意味有言実行といえよう^m^

ただ、そもそも論で、今年のファイターズは、マトモに戦えるような戦力を持っていないのだから、この結果も当然と言えば当然、「1+1=2いちたすいちがに」なのと同じくらい当然の帰結といえる。

 なにせ、今年のファイターズには、1シーズンを戦い抜いた経験の目安である規定打席数をクリアしたことのある野手がたった5人(*1)しかいない。さらに言えば、ある程度安定して1シーズンをこなしてくれる目安となる「規定打席数クリア3回以上」となると、たった2人だ。

 野球は確か、9人でやるスポーツだと聞いているが(・_・)

*1:たった5人:具体的には、近藤健介(5回)、中島卓也(4回)、渡邉諒(2回)、淺間大基(1回)、松本剛(1回)の5人。

ちなみに、パ・リーグのライバル他球団の同じ目安の人数がコチラ。
オリックス:8人(3回以上:3人)
千葉ロッテ:9人(3回以上:4人)
東北楽天 :12人(3回以上:7人)
福岡ソフトバンク:10人(3回以上:5人)
埼玉西武 :8人(3回以上:6人)

こうして比較してみると、ファイターズがどれだけ経験値不足の未熟な選手だけで戦っているかが解るというもの。

 無論、この経験値不足は、野手だけではなく、投手陣についても同様だ。

 投手、特にゲームを作る大切な役割を担う先発投手で、1年間ローテーションを守り抜いた経験の目安となる「規定投球回数」をクリアしたことがある投手は、上沢直之、加藤貴之、伊藤大海、金子千尋4人。そして、野手同様、より安定した活躍が見込める「規定投球回数3回クリア」という条件になると、クリアできているのは金子千尋ただ一人だ。

 近年のプロ野球では、中6日のローテーションで先発投手を廻すのが定番なので、そのローテーションを運用するためには最低6人の先発投手が必要となる。
 なのに、ファイターズの先発ローテはかくのごとし、だ。ローテを担う投手として期待できるのが4人、しかもそのうちの1人、チーム内で一番の実績を誇る金子千尋については、ここ2年間であげた勝ち星はわずかに1勝、と明らかに全盛期を過ぎ、とてもじゃないが1シーズンのローテーションを守れるような状態ではない。

 ま、投打においてそんな有様なので、断トツの最下位であってもそりゃ是非もなしなのだ(^^ゞ。


 では、このキビシい現実を打破していくにはどうすればいいのか👆。
結論から言えば、一朝一夕にはどうにもならない、だ。

 だってねえ、経験値ってモンは、ドラえもんからタイムマシーン借りて、未来で経験を積んで戻ってくる、みたいな掟破りのファンタジーな裏技でも使わない限り、1シーズンで得られる経験値はどんなに頑張っても1シーズン分にしかならないのだから。

 勿論、手っ取り早い方法もある。経験豊富な選手を他球団から獲得すること。交換トレード、あるいはFAだ。

駄菓子菓子だがしかしっ!

 ファイターズは、北海道移転後の19年間で、FAで選手を獲得したのはたった2回、それも
 ワケありの稲葉篤紀 (2005年シーズン直前)
 出戻りの鶴岡慎也 (2017年シーズンオフ)
という2人なのだから、実質、ファイターズはFAで戦力補強したことは全くない、といっても過言ではない。

 むしろ、残念なことに、ファイターズの場合は、ある一定のレギュラークラスに成長してFAの権利を取得した選手は、ほとんどもれなくといっていいほどチームから姿を消す😅。

 上記のとおり、2004年のチーム移転から昨年までの19年間で16人。ほぼ年イチペースでチームの主力選手が次から次へと姿を消している。

 出るばっかりで入ってこないのだから、そりゃ弱くなるでしょ(・_・)


 ファイターズがFAに参戦する気がない以上、やれることは個々の選手たちがコツコツと経験値を積んで成長していくしかない。

 そういった意味では、今年のファイターズの戦いぶりは至極残念だった。
断トツ最下位の勝敗なんてぶっちゃけどうでもいい。肝腎なのは、若くて未熟な選手たちの何人が1シーズンをしっかりこなせたか、だ。

 かねてより、BIGBOSSは「7人(投手3人、野手4人)のタレントを作りたい」と発言していた。言い換えれば、「優勝なんか一切目指さない」代わりに「投手3人、野手4人の規定(投球回数、打席数)到達者」を新たに出すのが今年の目標、ともとれるワケだ。

 さあ、では今年の成績は――

野手で規定打席数をクリアできたのは、松本剛と清宮幸太郎の2人(*´Д`)👇
投手で規定投球回数をクリアできたのは、伊藤大海、上沢直之、加藤貴之の3人( ̄~ ̄)。👉

 野手では、2017年以来自身2度目の規定打席数クリアにして、初の首位打者のタイトルも獲得した松本剛(o^-')b♪ おめでとう🎉\(^o^)/🎉

 そしてもう一人、初の規定打席数クリア、打率こそ.219と低いが、本塁打18、打点55は、いずれもキャリアハイにしてチームトップの数字を記録した清宮幸太郎
 清宮は、129試合に出場、何より開幕から一度も登録抹消されることなくまさに1シーズンを完走できたのが大きい。8月後半から9月にかけて、「バットスイングも満足にできない」とBIGBOSSが語るくらい疲れきってしまったが、9月のある時期を境に復調し、そこそこのストロングフィニッシュでシーズンを終えることができた。
 この、バテることなくシーズンを走りきることの難しさを知り、何はともあれシーズンを完走できたという経験は、必ず来シーズンに生きるはずだ。

 本来なら、この経験を、他の若手選手――野村佑希、石井一成、万波中正、今川優馬らにも味わってほしかったのだが、故障であったり不振であったりで達成することができなかったのはなんとも残念。
 裏を返せば、ファイターズの若手連中はまだまだ未熟ということである。

 投手陣についても、なかなかにキビシい結果となってしまった。
 一応、規定投球回数をクリアしたのは3人出ているが、伊藤大海、上沢直之、加藤貴之。結局、実績のある3人が実績どおりの実力を発揮しただけのことであり、新たな戦力として台頭した先発投手はゼロということでもある。
 投球回数的に見ても、規定投球回数に届かないまでもせめて100イニングくらいは投げてくれるような先発投手がいるとまだ救いのあるのだが、今年に関して言えば、先発3本柱の次に投球回数が多かったのが、新外国人投手のコディ・ポンセの83回1/3という有様(*´Д`)。来季への課題はそのまま繰り越しの体だ。

 BIGBOSSは、9月28日の札幌ドーム最終戦終了後のセレモニーで、最下位に終わった今季の成績の責任を取り、「今シーズンをもってBIGBOSSのユニフォームを脱ぎます!」と力強く宣言し、マウンドにユニフォームを置いた。

 で、5分後には「SHINJO」のユニフォームで現れて来季も指揮を執る宣言という、本人的には相当のサプライズを仕掛けたつもりも、実際、札幌ドームにつめかけた今季2度目の41,185人フルパックのファンの大半は――

うん、知ってた( ̄∀ ̄)

という、ちょっぴり薄味の反応(笑)。

ま、それはともかく(笑)

 このセレモニーで、「来年は2位も6位も一緒です。日本一だけを目指してブレずに戦っていきたいと思います」と、これまた力強く宣言したBIG…いや、新庄監督。

 ただ、今年1年で思いのほか経験を積ませることができなかったことや、そもそも他球団に比べるとまだまだ戦力不足も甚だしい状況等を加味すれば、このオフによほどドラスティックな戦力補強を施し、かつよほどの強運を味方につけない限り、まだまだ優勝はおろか、Aクラスの3位に入ることすら相当に厳しい、というのは北海道移転後のファイターズを見続け、ファイターズを愛し続けているいちファンの、率直な見方である。

 ただ、来年も、今年ちょくちょく垣間見せてくれた、常識に囚われない「BIGBOSS野球」を見せてほしいなぁ(*´∇`*)♪。そして、選手個々においては、再来年につながるような成長を、経験を積み重ねるシーズンを送ってほしい。そう願うばかりだ。

 まだまだ先は長いけど、一日も早く、他の5球団に肩を並べ、ペナントレースを競えるに足るチームになってほしい。気長に頑張れ(o^-')b♪

 さて、今日の一曲。キーワードは「飛べっ!」(笑)
今週の5曲目、ISAAC HAYESで『FLY

 ISAAC HAYESの低音がどシブでよろしい(o^-')b♪

 まあ、来シーズンからファイターズの本拠地は新しいエスコンフィールドに変わり、外野フェンスも低くなるので、球七・球八兄弟のようなマネしなくても、ジャンプ一番でホームランを捕ることも可能になるなぁ( ̄∀ ̄)


 おっと、今宵ももうこんな時間だ。とりあえずコンビニ行ってシャウエッセン買うとするか。

 そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が、明るい未来を夢見る一日でありますよう


■ おまけ

 今回の画像しりとり列車 (105両目) の前の車両です。タイトル「草彅剛」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。

■ 参考・出典


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