クレーム ――画像しりとりはじめました(#179)
(#178) 切腹→「く」→クレーム
はい。そうです、
御社の『きのこの山』を食べたら
体中からキノコが生えてきたんです、ええ。
どうしてくれ……
え?『たけのこの里』を食べれば治る?
まぢですか…
丸め込まれちゃった♪( ̄∀ ̄)♪
ていうか、仮に『きのこの山』を食べて全身にキノコが生えてきたというのなら、『たけのこの里』を食べたら、今度は全身にタケノコが生えてくるというのが道理なのと違うか?(・_・)?
で、案の定、『たけのこの里』を食べたら全身にタケノコが生え、
「御社の『たけのこの里』を食べたら、体中からタケノコが生えてきたんです。ええ、どうしてくれ……えっ?――『きのこの山』を食べれば治る?」
――エンドレス( ̄∀ ̄)♪
ちなみに、『きのこの山』と『たけのこの里』は、ともに明治の大人気スナック菓子である。
見てのとおり、パッケージのデザイン的にもチョコレートとクラッカー (クッキー) を合わせたチョコスナックというコンセプト的にもほぼ同じ、まあ俗にいう姉妹品という代物だ。
で、こういう似たものでそれぞれに人気がある商品となれば、ランキング大好き日本人の性としては、どちらがより人気なのだろう?というのが気になるところではある。
歴史としては、『きのこの山』が発売されたのが1975年。それから4年後の1979年に、後発の姉妹品として『たけのこの里』が発売された、という時系列。
巷では、1980年代からすでに、この両者のどちらがより美味しいのかという、いわゆる「きのこたけのこ戦争」というのが勃発していたようである。その後、インターネットやSNSでのこうした盛り上がりに便乗する形 (笑)で、いよいよメーカーの明治自らこの論争に参加したのが、
2001年の「きのこ・たけのこ総選挙」キャンペーン。
このキャンペーンでは、『たけのこの里』が勝利を手にした。
なお、明治主催の「きのこ・たけのこ総選挙」は、17年という歳月を経て2018年に「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」という形で再燃した。結果は――
たけのこ党……6,931,220票
きのこ党……… 6,761,773票
どっちも党……2,238,204票
ということで、またしても『たけのこの里』に軍配が上がる。
ちなみに、この17年ぶりのイベントには、もっともらしく作られたプロモーションビデオも存在する。
停戦合意に至るきっかけが、双方の主張がヒートアップしすぎて地球温暖化が進行、自らのチョコレートが溶け始める(≧▽≦)――という展開の素っ頓狂さと、それを振り返る弁護士・久下新を演じるwosaの
「チョコレートが…溶けていくんですよ きのこも たけのこも
お互いがくっついて塊になってしまったあの様 今でも思い出すとね……
おかしいですよ! お菓子だけに……」
涙ながらに振り返るさまが、なんとも(笑)……てか、おまへ、どの立場やねんwて話やねんけど( ̄∀ ̄)
2019年に行われた「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2019」では、
「新きのこ党」党首に松本潤、
「新たけのこ党」党首に美輪明宏を迎え、「どっちも党」を排した完全ガチ対決とした。結果は――
新きのこ党………6,021,986票
新たけのこ党… 4,565,799票
となり、三度目の総選挙にして、ようやく『きのこの山』に凱歌が上がる。
なお、この結果を持ち、両者はノーサイドを宣言、また明治も
「きのこの山・たけのこの里 ノーサイド協定」を記念して、
「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙ノーサイドキャンペーン」なるものを展開する。
まあ、ノーサイド言うたんだから、もう総選挙はしないのかと思ったら、勿論そんなことはなく(笑)、
2020年には、「どっちが好きか?」ではなく「どれだけ好きか?」を問い、『きのこの山』『たけのこの里』それぞれに対する愛の深さを47都道府県ごとに分析するという
「きのこの山・たけのこの里 国民大調査 2020 〜愛こそニッポンの元気プロジェクト〜」
が実施された。
結果は――
一見、分かりやすそうに見えて、意外とそうでもない上記のグラフ、福島県を除く全都道府県でたけのこ愛がきのこ愛を上回るという、まあ、ぶっちゃけたけのこの圧勝ということに。
なお、このキャンペーンでは、それぞれの都道府県ごとに「きのこ愛」の深い人物像、「たけのこ愛」の深い人物像というものがビジュアライズされているので、お住まいのエリアの人物像を見てみるというのも一興かもしれない( ̄∀ ̄)。👇
「今度うちでたけのこの里パーティーしようよ」……遠慮しときます( ̄∀ ̄)
特技の「4歳で始めたピアノ(最近、タケノコピアノで中古を購入)」が、なにげにツボった(≧▽≦)♪
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
2019年以降のこの2年は、明治主催のこうしたキャンペーンは張られていないようだが、ここまでの流れを見る限り、2019年に一度だけ『きのこの山』が勝利を収めているが、それ以外は総て『たけのこの里』に軍配が上がっていることが見てとれる。
ていうか、一度だけ勝利している2019年も、旗頭となっている「党首」が、「新きのこ党」が松本潤で「新たけのこ党」が美輪明宏。いや、これって
「『きのこの山』の勝利というより松本潤の勝利なんじゃね?」
――て印象もあるのだが(・_・)
では、そこまで『たけのこの里』に支持が集まるのはなぜなのか?
今度はそれぞれの個々のスペックを比べて見てみることにする。
2019年にリニューアルされた『きのこの山』と『たけのこの里』、両者の成分比較は次のとおり。
これだけを比較すると、『たけのこの里』よりも『きのこの山』の方が内容量も若干多く、セコい話をすれば同じ値段なら『きのこの山』の方がコスパ良くね?――て感じすらするのだが。
では、味や食感が違うのだろうか?
きのこの山の特徴はこうだ。
そして、一方のたけのこの里の特徴がコチラ。
うん。よく分からない^m^
少なくとも、数値的な絶対的比較は無理なようである。
となると、あとは食感その他の主観的な好み、ってことになっちゃうねぇ…
基本的に細かい味の差などまったく分からない、はっきり言ってしまえば味オンチな私の、あくまでも個人的な感想を参考までに述べさせていただくと――
きのこの山……クラッカーの部分を持って食べられるので食べやすい。コーティングされている外側のチョコとその内側のチョコとが違うので、チョコレート自体の味わいは濃ゆい感じ。クラッカーはカリッとした印象。あと、チョコとクラッカーがバラけてる構造上、チョコはチョコ、クラッカーはクラッカー的な食感にもなりがち。
たけのこの里……きのこの山とは対照的に、チョコとクッキーとの一体感が何より第一に感じられる。チョコ自体の主張は比較的少なめで、下地のクッキーはしっとりしている。成分表を先に見たバイアスがかかってるのかもしれない (*1) が、塩味も心持ち強めに感じられるから、全体的にあまじょっばいテイストで、チョコも含めると確かに全体的なバランスはいいかもしれない。
結論。どっちも美味しいけどねー(≧▽≦)。
え?私? 私はどっち派かと?
そりゃあもう、『アポロ』派ですけど、それがなにか?( ̄∀ ̄)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今日の〆の一曲は、打首獄門同好会で『きのこたけのこ戦争』
初期の『ドラゴンクエスト』を彷彿とさせる粗いドットパターンがシブい。ていうか、まあよくできているMVやねぇ^m^
そして、音楽的にも、イントロからのデスボイスと、サビのなんか笑っちゃう「きのこたけのこ」とのギャップが(≧▽≦)
パッと見、よくあるコミックバンドに見えて、意外とクオリティが高い、それが打首獄門同好会なのだ\(^o^)/
ギリギリまで、ポルノグラフィティの『アポロ』とどっちにしようか迷ったけど、『アポロ』派をカミングアウトした直後に、今日の〆の一曲は、ポルノグラフィティで『アポロ』――は、さすがにあざとすぎる気がしたので今回は打首獄門同好会の方で^m^
おっと、今宵ももうこんな時間だ。
んー――今さらながらまた気づいたけど、今日のタイトルって「クレーム」やんな。記事の中では、ここまで一っ言も触れてないけどなぁ^m^
……相変わらず、行き当たりばったりの出たとこ勝負が過ぎる( ̄∀ ̄)
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が
なにかといろんなことにクレームつけたくなるよな世の中だけど、そこはひとつ、一回だけ堪えてみて、それでもやっぱしアカンかったらキレる、そんなワンクッションを入れられるような余裕ある一日になりますよう✨
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (179両目) の前の車両です。タイトル「切腹」と下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
■ 参考・出典
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