詠音。

感情の箱庭

詠音。

感情の箱庭

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茉莉花

陽だまりの香りがふわっと香る 目が覚めるとそこにはエプロン姿の君がいた おはよう。もう朝だよ。 そう言って君はカーテンを開けた。 また香るその匂い。たまらなく好きだ。 いつか君は言ったよね。 私がジャスミンならあなたはアラジン?と 僕はその時ちゃんと言えてたかな 君のアラジンは僕しか居ないんだよって 大好きなんだ。君の声。匂い。笑顔全部が 眩しくて、暖かくて。 まるで陽だまりに咲く茉莉花のように 大好きなんだ。君と過ごすこの日々が かけがえのない日々が。とても好きなんだ

    • 花韮

      冬の風が少し匂いを変えて 青白い花が咲く季節に さようなら。と君はそういった いつも通り過ごしていたはずだった そう思っていた。だけど君は出ていった いつまでも過ごすはずだった 二人の部屋はこんなに広かったかな ねぇ今どこにいるの?誰と何してるの? そんな画面ばかりに少しうんざりしてたのに 今どこにいる?誰といる?返事をして そう何度も何度も送ってしまうんだ 離したくなかったのに話したくなかったんだ 今更こんな事に気づくなんてつくづく馬鹿だよな 話したくなかったのに離し