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ADHDの私だからこそ、できることがある

1か月ほど前、自分が発達障害かどうかの検査を始めた。この検査を始めた理由は、以前母に「あんたは多分、発達障害だと思う」と言われて意識し出したのが理由の1つ。

正直、最初はショックだった。なんで母は私を障害者だと言うんだろうと。そして、なんだか下に見られているように感じた。今ではそうは思わないし、検査してよかったと思っている。

そしてもう1つが、自分の悩みがADHDのものに酷似していると感じたからだった。

・マルチタスクができない
・整理整頓が苦手
・よくものを失くしたり、忘れることが多い
・1つのことにしか集中できない
・じっとするのが苦手
・集中しようとしても、途中で別のことを考えてしまう

これらが私の悩みなのだが、ADHDの特徴に当てはまることに気づいたため、検査をしようと思った。

これまで、「なんで私はこんなにダメなんだ・・・」と自分を責めることが多かった。しかし、もし自分自身のせいではないことがわかれば改善でき、自分を責めることが減るのではと思ったのだ。

その結果、私はADHDの傾向にあるという。そして確実ではないが、ASDも少しあるかもしれないということだった。

●ADHD(注意欠如・多動症)には「不注意(集中力がない)」「多動性(じっとしていられない)」「衝動性(考えずに行動してしまう)」という3つの症状があり、脳の前側にある前葉前野付近の働きの障害が関係していると考えられています。

●ASD(自閉スペクトラム症)には「社会的コミュニケーション、対人的相互関係の困難」「行動や興味の偏り」の2つの症状があり、脳の前頭葉の下前頭回などの社会的な活動をするための脳の部位に機能異常があるといわれています。

ADHDとASD(自閉スペクトラム症)の7つの違い - 症状の比較と併存症状について【専門家監修】【LITALICO発達ナビ】 より引用

驚いたのは、私はかなりビビりで、ちょっとした音でびっくりすることが多い。急に声をかけられたり、突然の大きな音だったりすると、めちゃくちゃビクッとする。これも、ADHDの人に多いとのこと。

あとは、私の考え方はかなり独特だということ。正直、それはよく言われていたし、周りに自分が普通だと思っていたことを言うと驚かれることも多かったので、私の考えは少し普通ではないんだなとは思っていた。けれど、幸いなのか私の周りには個性の強いメンバーばかりだったので、まさか自分が障害者だとは思っていなかった。

ただ、それなら私は少しADHDに感謝をしなければいけない。もちろん、かなり困ってきた。集中力の欠如やうっかりミス、タスク管理ができないなどなど。フリーランスになったのも、「私は会社員は向かないんだ」と思ったからだった。そこに恐らく入るのであろうHSPもあるから、余計に苦しかった。

でも、この「独特な考え」というものが、作詞に活きている。自分の曲作りも含めれば、これまで100曲以上作詞をしてきた。大半はココナラでのお客様への作詞。「素敵な作詞をありがとう」と言われる度に、幸せでたまらなくなった。たくさん社会で迷惑をかけてきたけど、私でも人に貢献できるものがあるのだと知って、今後も少しずつ頑張っていきたいと思っている。

もっと障害がひどくて、生きていくのがやっとの人もいるだろう。そう考えれば、私は幸運な方にちがいない。

だから、今回の結果は私にとって悪い話ではない。逆に、もう自分を責めないでいいとわかって一安心だ。

ごめんね、私。今までひどいことばっかり思って。でも、これも私の一部だから、これからは上手く付き合っていくように頑張るからね。これからもよろしくね。

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