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中国のホテルで隔離生活の記録1


コロナウイルスも第一波は収束してきたタイミングだけど、3月初めに中国に来てホテルで2週間隔離されたので、記録を書いておきます。

隔離中の生活は普通だった

2月に日本に一時帰国して用事を終えたあと中国に戻ってきました。2月29日から3月14までの間、福建省の市内のホテルで隔離されました。ネットも通じるし外部から生活用品や、コーヒー、ビール(酒類はこっそり)など、頼めばなんでも持ってきてもらえる状況だったので、部屋から出られないということを除いて大変なことはありませんでした。中国に行く必要がある人の参考として、また、中国に対する”なんとなく怖そう”というイメージが変わるかもと思い、隔離の様子を書いておこうともいます。

2020/2/29 東京→上海

普段は厦門航空の直行便で成田→福州となるのですが、便数が制限されており、今回は中国東方航空の上海経由便に乗りました。成田→上海→福州というルートです。

成田空港は普段より人が少なかったです。

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東京→上海便は思ったより混雑していました。写真はマスクにスキー用ゴーグルという完全装備で飛行機に乗る人です。

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ビジネスや帰国目的の人が中心でした。この完全防備の人も含めて、個人輸入商(中国では“代购”と呼ばれる)の人たちが沢山の荷物を抱えて乗っていました。彼らは人気のある日本商品を個人で購入し、中国のネットで販売してます。この時点で隔離されない都市もあったようでそこへ向かって荷物を下ろすようでした。おそらくまた日本に買い付けに行くのでしょう。

上海の浦東空港です。降りた便ごとに団体で動いて検温しましたが、他の便の客との距離がかなり近くなる所もありました。なんとか対応をしようとしている様子でした。成田空港よりはかなり厳格にやっていました。

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検温のあとは入国管理になります。待機の列が長く、1時間ほどかかりました。この時点ではどの便の人も関係なく入り乱れていたので、感染が心配でした。マスク着用率は100%です。この後、福州へ向かう便を待つ搭乗口はガラガラでした。

上海→福州

上海から福州へ向かう便は乗客は少なめでした。福州に到着すると、検温の係の人が乗り込んできます。僕の隣の人が武漢のある地区から来たのではないかと質問されていたけど他の人は普通に降りられました。

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空港で手荷物を取った後、日本や韓国から来た乗客は”臨時隔離区”という所に集められます。ほんとに臨時な感じであまり隔離されていませんでした。

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そのまま専用のバスに乗せられて近くのホテルへと向かいます。防護服を着た運転手さんがみんなの荷物を運びます。普段空港から市内へ向かうバスでは荷物は自分で運ばないといけないので、今回の隔離が「監禁のようなものではないから緊張しないでください」というメッセージのようにも感じました。

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着いたホテルはリゾートホテルでした。一人一部屋割り当てられて、ぐっすり眠れました(自分は角部屋だったので二部屋でした)。清潔で、海も見えるのでありがたいなと思っていたのですが、残念なことに次の日市内のホテルへと移動になりました。。。

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