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三人芝居「オブセッション」観劇録

1.前略

 はい! こんばんはー!
 観劇の感想文を書こうと思ってるのに、大体、Twitterに投げたら満足してしまうオタクだよ☆彡
 完成しない感想文がガンガン溜まってるから、今度こそ完成させたいね!
 頑張るよー!

 なお、頑張って感想文を書こうと思っていたので、Twitterの感想文は控えめな感じでした。


 さてさて、本題に入ろう。
 さる9/15。
 仕事がお休みだったので、前日にチケットを譲渡していただいて、ふんわり見に行ってきました。(譲渡していただいた方、本当にありがとうございます)

見たのはこれ↓

 会場はこちら↓


2.オタクにとっては大事な会場の話(備忘録)

 

 今回の会場はCBGKでした。
 随分前に行った記憶はあれど、記憶が曖昧。
 でも、駅からのアクセスはすこぶるいい……の記憶でした。

 今回、中に入って記憶を新たにしたのが

・椅子が映画館クオリティ。ふかふか。柔らか。寝そう←
・椅子の背が高いから見えないかと思ったけど、全然見える。余裕。
(センブロ後方の席だったけど、余裕だった)

 総じて、お尻に優しく、見にくくもなく、よい箱である。
 建物入ってからのアクセスを除けば。

 いや、ビルの高層階にあるのに、上がるための手段が、エレベーターもしくは階段しかないので、エレベーターが長蛇の列になる。
 なので、ギリギリに行くことはオススメしません。

 帰りもエレベーター混むんだけど。
 下りなら、私は会談でちゃっちゃと下りたい派なので、こっちの問題はあまりないかなあ……という感じ。

 後まあ、帰り道の治安はあんまりよくない(いつものこと)

 とまあ、そんな感じなのが箱の話。


3.肝心かなめの感想


 物語のあらすじは以下。
(なお、私はあらすじも読まずに「3人芝居面白そう!」という感覚だけ見に行ったので、今、改めてあらすじ読んで、
「ここまでねたばらししてあったのか……」
 という気分になりました。

とある一室で起こる
ちょっと奇妙なドタバタ憑依コメディ
事故で最愛の彼女を失くした三原雄吾(演:赤澤燈)は、親の力で事件を揉み消した加害者の曽根崎勇(演:本田礼生)を恨み、ある廃墟の一室に監禁し、殺そうとする。
しかし、なんと曽根崎にはその最愛の彼女が憑依していた!

曽根崎を殺そうとすると、愛する彼女が出てきて、殺したいけど殺せなくなってしまう三原。
同じく曽根崎の命を狙う柳(演:大内厚雄)も現れ、三原は殺したいほど憎い曽根崎を守る羽目になってしまう。不思議な協力関係となる三原と曽根崎。
やがて彼女が曽根崎に憑依した衝撃の理由が明らかになり、事態は思わぬ展開に発展していく…

加害者と被害者だったはずの男二人は、憑依した彼女を通し、不思議な絆を芽生えさせていく。

殺したいけど、殺せない。そのままでいてほしくないけど、そうじゃない。
そんな不思議なやりとりを描いたドタバタコメディ!
人と人はどうつながって、人は人を通じて、どう変わっていけるのか?

「おまえが今やるべきことはおれを殺すことじゃない。
…おれを守ることだ!!」

https://toei-stage.jp/obsession/#top


 そう。こういうあらすじだった……
 いきなり舞台上に2人が表れて、どうやら不穏な雰囲気。
 しばらくやり取りして、ことの経緯を説明されて(セリフで)
 状況を理解したところで、いきなり曽根崎が女口調で喋り始める……

 ぐっじょぶ!!!! ぐっじょぶ!!!!
 私は前々から、本田礼生の女形を見たかったんですよ!
 女装じゃなくて、女形を!!!!(ココ大事)

 私、礼生くんの特性が好きなので、本田礼生の出る舞台をちょいちょい見に行くんですが、年々所作が洗練されて行っているので、是非ともその美しい所作を女形に生かしていただきたい! っていうのが亡者のような希望だったんですよね……
 それがまあ、早々に叶いました。

 見た目は男なのに、中身は男って、普通に女の子演じるより高難度だと思うんですよ……。
 それを見事にかわいらしく演じていただいて本当にありがとうございますありがとうございます(2回言う)

 まあ、欲を言えば、「普通の女の子」なので、「気品」ってところが足りなかったのが残念かなあ……って思うんですが、それはいつかの楽しみにとっておきます。
 高飛車にビシッって言う本田礼生を見てみたいんですよね……

 そもそも礼生くん、声高いから「女の子の声」だと思っても、あんまり違和感がないし、顔もかわいいし、所作もチャーミングだから、全然違和感がないのすごいよねえ……。

 そんな女と男を行きつ戻りつする本田礼生を堪能しつつ、盤石な芝居のともるんが最高でした。
 息が合ってたので「息もつかせぬ演技」というのがぴったりの表現だったと思いました。

 なお、ストーリーについてはあまりひねりはありません。
 少なくとも私には先のストーリー展開が読めた。

 でも、そのベタベタなストーリーを役者の演技スキルで面白くするのが、本当の舞台の醍醐味! って感じがして、すごく好き!
 本当によかった!

 舞台っていろんな楽しみ方があると思うんですけど、こういうのも「ザ・舞台の楽しみ方っていう感じがして、すごく好きです。
 いやあ、こういうのは生で楽しんでこそだよなあ……って思います。

 ちなみに、私が行ったのは、アフトがある回だったんですけど。
「『彼女』がどういうキャラに見える?」
 って聞かれたんですけど。

※改めて言いますが、ここから盛大にネタバレます。

 確かに「彼女」は客観的に見たら引く女なんですよね。
 三原の彼女で三原と婚約までしていたのに、実は浮気をしていて、完全に三原のことを「保険」みたいな扱いにしていて。
「浮気相手の本心を聞きたい」
 という理由だけで、現世に留まってしまう女。

 普通に考えたらめちゃくちゃに嫌なやつ……
 でも礼生くんの演じる「彼女」には罪悪感ゼロで。
 なので、嫌みな感じもいやな女な気もしない。
「あっ、そういう人なのね……」
 という感じ。

 でもよく考えたら、それが一番性質悪いよな!!!!!!

 という感じでした。
 身近にいたら、多分、グーで殴りたくなると思う

 そんな感じかな……
 裏に気づかない方が幸せってことあるよね!

 そんな感じで、派手ではない、シンプルだからこそ、【演劇】を濃縮した舞台を楽しみたい方にはよかったと思います。

 なお、期間限定で円盤の予約を受け付けているようなので、よければぜひ!

 アフタートークも入ってるって!(ダイマ)

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