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映画見たいけど何にしようかと迷ったら、今は『ハイキュー!!』を見て欲しい。

タイトルの通りです。
もうそろそろいい加減ネタバレとか入れても良いかな?結構経ちましたもんね。
私は原作コミックスから追っていますし、アニメも見てました。
その贔屓目を抜きにしても「あれ…?これが初ハイキューでも楽しめるんじゃないの…??」と思ってしまいました。それぐらい良かった。

というか、昨今の映画はたぶんそういう作り方してるのが多いかもしれない。
もちろん知識を入れておいたほうが良いこともあるかもしれないけど、これが初めてだとしても良い気がする。
「ああ、この子が主人公で、ライバルなのね」とわりと分かりやすい導入でした。助かるよね、そういうの。

さて、私は小学校からバレーボールを始めて、途中離れたりしつつもやっぱり今もバレーボールに触れている人間です。
私が小学校の頃くらいは、わりと女子バレーが人気でした。でも私はその頃から男子バレーの面白さを知ってしまってて。

今まで見たことのないようなジャンプとかボールの飛び方を目にしてから、ずっと「男子バレーは面白い!」と言い続けてるんですよね。
ただテレビでの中継の機会も少ないですし、なかなか成績が奮わない状況。めちゃくちゃ外野の人間でしたが、めちゃくちゃ歯痒かったです。

それを思うと近年の男子バレー人気エグくね???とビビるのです。スター選手の存在もですが、日本男子のバレーボールのレベルが世界に通用するものになってきてるんですよね。
「日本男子代表、自力でオリンピック出場決めたぞ」って、あの頃の自分に言ってやりたいです。

近年、そんなスター選手が出てきた事と男子バレー人気に多少なりとも影響を与えてるのが『ハイキュー!!』だと思います。
やっぱりね、流行りの漫画やアニメに影響受けて物事を始めるってのはありますよ。

私の学生時代もそうでしたし、今バレーボールを教えてる子供たちも『ハイキュー!!』きっかけで練習に来た子が居ます。
そういうのがきっかけで良いんです。
それからどうするか、続けるか続けないかは本人次第なので。
入口を作ってくれてありがとう、という気持ち。


いいかげん映画の話をしますね(笑)
主人公である日向翔陽を中心とした漫画ではあるのですが、その周りの人間一人一人にもドラマがあるのがこの作品の良さでもあります。
前々から知ってたはずだけど、それを改めて思い知ったのが今回の映画でした。

私はこの映画のもう1人の主人公は、相手の音駒高校のセッター孤爪研磨だと思っています。W主人公。
単純に日向のライバル!というなら、チームメイトや他校にも色々いるんですけど、研磨は群を抜いて特別な気がします。

何故か。

それはたぶん、彼らにとっても分かってるような分からないような…言葉では言い表せない不思議な関係。
学年は違うし、性格は真反対、ポジションも違う。それでも、ああ、この二人はライバルなのだと観てる側が分かるんです。
言動や過去の回想などでそれを理解させてくれました。これがめちゃくちゃ丁寧だけど「詳しく教えて!?」となる良い塩梅。このバランスが難しいんですよね…。

で、恐ろしいのがこの「ライバルなのは分かった!詳しく教えて!?」というやつが沢山発生してしまうのです。チームメンバーそれぞれにそういうドラマができてる。それぐらいの因縁がある。
音駒(ネコ)VS烏野(カラス)のゴミ捨て場の決戦、誰するというが呼び始めたのか分からないけど天才ですよね。
ただの因縁ではなく、それぞれが切磋琢磨してお互いへのリスペクトがある。凄く良い関係性。

3セット目まで観ていれば、だいたい分かります。

そういう優しい設計になってます。
あとは漫画とか小説とかアニメとか、色々ゆっくり追ってもらえれば(笑)

なんか最近毎週のように観てるんですけど、毎回泣いてるんですよね。
今日も観てきました。先週は4DXで観ました。
良いものはなんぼ見ても良いんです。

バレーボールという競技だけでなく、部活への向き合い方を深く掘り下げてる。
それも、一人一人の個性があって考え方も違うんです。ああ、こういう価値観もありなんだと気付かされます。学生の頃にこの作品に出会いたかったな。

あと、部活を経た人間の進む先についても描かれてるのが凄いんですよ。
私、ここまでしっかりとキャラクターの人生まで考えてる作品は見たことがありません。
バレーボールに限らず、部活に入った人間が必ずしもプロの選手になるわけではない。
未来の選択は自由なんですよね。
その未来というか、彼らの一人一人の進路も含めて楽しめるのがハイキューの魅力でもあるかなと。

長々と書きましたが、言いたいのはハイキュー!!は良いぞってことです。
たぶんまた来週も見に行くと思います(笑)

あと映画見ると漫画も見たくなります。
そうしてループの出来上がり。

今日は、このあたりでおひらきです。

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