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久しぶりに文字を綴っています、
綴る事が少ない期間は精神が安定している気がする、良いことです。
こういう時こそ忘れたく無いこととか、大切にしたい言葉を書き留めておくべきなんだな、ほんとに。

27までに何も成し遂げられなかったら死んだ方がマシだと言っていた男に心酔していた事があった
そういう男に心酔している自分が好きだった
そんな大それたことを言う割には行動が伴っていない奴だった、まさに悪い意味での「酔生夢死」を体現しているかの様な人だった。
…ああいうタイプは最後まで死なない、笑える。

貴方の息づかい一つで今にも死にそうなほど私は腐っていると恋人に発狂していた女友達は、この寒い寒い冬の北海道でこれまでに無いくらい燃える様な恋をしたのでこの気持ちをここに置いていく、と言ってこの春、母国に帰って行った。
この短期間であの子の心の裏側までを完全に分かることは無くて、内側に踏み入ろうとすると優しく線引きされているのを感じることが多々あった。
この子なりの感情の矛先を最小限にするための自己防衛であったことは分かっていたから無理に踏み込むことはしなかった。この子の感情の矛先はいつだって恋人だった。ほんの少し羨ましかった。
この最小限の矛先であったこの子の元恋人の話を聞いただけで「ヤバい奴やん笑」とかほざく外野が心底嫌いだった。当事者にしか分からない感情やバックグラウンドを知らずに好き勝手言う様な無責任な汚し方がすごく嫌だった。
初めてこの子と遊んだ時に、私が写真や文章を残していることを自分を表現しているところがすごく良いね、好きだよと伝えてくれたのがとても嬉しかった、
こういうことを伝えてくれたのは2人目だったから。
精神がやられやすい子だったし、その分相手を傷つける子でもあったけど、乱暴な言葉の中にも脆くて消えそうな表現があるのが好きだった。
そういう部分に気づいていたこの子の元恋人も、気づける人だったからこそ上手く向き合っていたんだと思う、とても尊敬する。

夏に大喧嘩をしたけれど、今はとっても仲良い男友達がいる。
他の人からは「雨降って地固まる」と言われるくらい。
何気なく話していたときに、喧嘩した時の話になった。今更何も言うつもりもないけれど、ああこの人は結局私が言いたかったことは分かっていなかったし、きっと話しても根本の考え方が異なる人だから分かり合えないんだろうなと感じて少し寂しくなった、寂しくなったけれど少しだけ安心した、
私は嫌だったことも時が経てば全て水に流せてしまう性格だから、こうして相手に違和感を持つ機会がないとまた踏み込みすぎて傷ついて、を繰り返す。
「だからあの時言ったじゃない」、と、「少し危機感が足りないよ、相手を見極める目を持たないと」と言われるのはもうごめんだな、

この歳にしてようやく自分の性格がわかってきた様な気がする

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