優しさ

性格が良すぎる人と話すと、この人はなんて心が綺麗なんだろうと思って自分の卑屈さを実感するのだけど
同時にこの人は単に性格が良すぎるのか、それとも人に関心がないのか、それか性格良いとか通り越して人に諦めを持ってるのか、とか思ったりして
平等主義の人ってある意味友達として関わるとしたらかなり厄介だと思っていて、そう思う度に自分は性格が悪い方の人間なのだと感じているのだけど、性格良いとか悪いとかって何なんでしょうか。

女子って、と言ったらクソデカ主語になってしまうから語弊があって申し訳ないのだけど
女子って悪口を言い合って盛り上がる事が多いイメージだけど、これは悪口を言って仲を深めてるというよりは何か嫌なことがあってそれに対して共感を求めてる部分が大きいと思っていて
例えば恋愛においても彼氏に対して女子が求めてる答えって結果や事実に対しての意見や感想じゃなくて、その事実がどうであれそれに対して女の子が感じたことに共感を示して欲しくてすれ違うこと多くないですか、
じゃあ｢どう思う？｣とか初めから相手に聞くなよって、最初っから私の言葉に共感してよねって前置きから始めろってね、

「病気だから仕方ない」って優しさでしょうか、諦めでしょうか、
「優しさ」なのか「諦め」なのか「同情」なのか
自分のもつ優しさ(仮)が「優しさ」だと信じて疑わない人がいちばん厄介

去年のこの時期にこれについてずっと考えていたことを思い出した

「病気だから仕方ないよ」って言った私に
「そんなの言い訳にならないよ、これからの人生ずっと自分の病気と付き合っていかないといけないのに病気を理由に周りが甘やかすからこんな事になるんだ」って
言われて気づいた、
私の優しさ(仮)は半分同情、半分諦め
これって相手に失礼なのかな、でもどうしようもなかった、気づいた時には自分みたいに「病気だから仕方ない」って濁った緩やかな空気を出している友達に嫌悪感を抱いていた

あなたのそれは同情ですか、友情ですか、それって本当に友情なんですか、何を持って「仕方がない」と言っていますか
傍から見たら絶対的に間違っていることをおかしていて
それに対して私がものすごく傷つけられて
夜帰り道、家の前で泣いていた私が
「仕方がない」って、言っていたコレは自分に対して納得させる為の言葉、中身のない強制的な言葉、優しさでも諦めでもない「仕方がない」

それを目の前で見てもなお仲良くし続けている、その心は優しさに溢れているのか、私には分からなくて怖い

仲良くするなとかそういう事を言ってるわけではない
その「仕方がない」は友情なのか同情なのか諦めなのか教えて欲しい、少なくとも優しさでは無いと私はずっと思っている

得体の知れない優しさが怖い