2019.7.2 アーティストとしての自覚の目覚め

少しずつ歌の問題を解決しながら思うのは、この先に僕はどんなことを表現して行きたいかだ。

日常の心の動きとか、恋や愛については、自然と湧いてくるだろう。
それはこれまでと変わらない。そして、過去の作品をもう一度注意深く掘ってみると見えてくるもの、そして今僕がもっとも関心を抱くところの共通項は、何と言っても真理性だろう。

これまでは普遍性という感覚で捉えていたが、真理性と言ったほうが正しいだろう。

例えばこの世の中の多くは、嘘だらけの騙し合いだということは、多くの人が気付いていることだけれど、そんなことをあえて語る必要もないし、聞きたくもないだろう。ただ、そのことに気付いているのか、そうでないのかで、人生の行く先は大きく変わるはずで、
何も知らないことと、知って受け入れている状態では、同じように見えていてもまるで違うのだ。
その些細な積み重ねが人生というものの捉えかたに大きく関わると思っている。

ただ、嘘とか騙すとかをマイナス思考的な発想で捉えるのではなく、それこそがどうしようもない事実で、そうしなければこの社会そのものが崩壊するということを受け入れているのか?ということ。
そしてそんな世界を成り立たせているのは、思いやりとか、人情とか、そういう感情なのだ。ということに気がつけた時、この世界の本当の素晴らしさにも気が付けるのだということ。

でもきっと、多くの人は知っているはずで、ただ忘れているだけ。
この世界を肯定するすべを知らないから、忘れていないと心が破綻する。本能で防御している。

この世界の闇と向き合うことを肯定することができたら、僕らの人生はきっと変わるだろうって思う。

思いやりとか、そういう人間的な物が希薄に感じるのは、きっと真理性を認識していないからかもしれないとも思っている。

戦争で目の前で人が死ぬ。無条件に死ぬようなどうしようもない真実と同じことが、僕らの日常にもあって、それを見ないっていう思考から、、知っているけれどそこで選んだ行動に対する視点を養うことをしていけば、思いやりとか人情とかが、どんなに尊いかわかると思う。

でもそんな表現ができるのは、本当の闇や苦しみを知っていない人だろう。そう、だから僕はできる。
もし僕がそれを知っていたのなら、もう生きていられないのかも知れない。

本当に絶望する前に、もしくはそれが本当に訪れた時に自分を守れるように、僕もそれを見つけていきたいし、それを表現として歌っていけたらと思っている。

少なくともこれまでの歌にも、そのエッセンスは含まれているから、それを育みながらこの社会との繋がりをもっと自分の作品の中に見出していきたいと思っている。

そして、今僕は表現については、ひらめきを頼りにしていたところから、目的を認識しているところでのひらめきを待つ形態にシフトした。

不思議なのは、これまでのひらめきは、目的を持つためのひらめきだったということ。

曲のタイトルが最後に着く、僕のスタンスそのものだった。

シンガーソングライターとしての自覚はあったけれど、アーティストとしての自覚が芽生えています。

これから多分、変わる。
変わらないように見えていても、まったく違うものになると思います。

7/6下北沢Leteにて弾き語りライブ、是非お越しくださいませ!

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