窓越しの世界 2020.11月第2週
「畑をやるならケール畑だな。」
八百屋で安売りしていた立派なケールをサラダにしながらそんなことを考えていた。
最近、ケール独特の苦味と歯ごたえが気に入っていて見つけると買うことにしているのだが、他の葉物と比べて少し値が張る。
ベランダの家庭菜園を眺めても、ここでは無理そう。
初夏に考えていた田舎暮らしとは当分縁がなさそうだし、畑をやるなんてことはあり得ないはずなのに、ケール畑をやりたいなんて思うのは、美味しいというのは前提で、やっぱりケールの値段が高いからだろう。