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運命の王子 【超短編】

叔父の国王に疎まれた王子は言った。
「物事は起きるか起きないか、それは運命が決める」
「僕が反乱すればそれが運命の決めたことだ」
反乱は失敗に終わった。
彼は館のバルコニーに立ち国王軍の嘲笑を浴びながら最期に言った。
「諸君、これが僕の運命、そしてこの国の運命なのだ!」

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