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クールなわたしなんてもういらない

いしかわゆき『書く習慣』1か月チャレンジ、9日目のテーマは「最近泣いたこと」。

泣いてないですねえ。
もとからあまり泣かないです。
人前でも、一人でも。
感情を外に出すのが苦手で、何も言わずに黙っている。
ダメな意味でクール、つまり優しくないのです。

人に冷たいし、感情が薄いってことは知っていたので、いま、日々の感謝とか喜びとかワクワクに目を向ける感謝トレーニングをしてたりします。
朝の手帳タイムに、その日に大切にしたい感謝と、感謝していること、幸せなこと、ワクワクすることを書き出すんですけど。
書いてみるとたくさんの感謝があるなあ〜と気づきました。
とても小さなことに幸せを感じて、感謝してみたいしています。

でも泣いてはないです。
あ!
泣きそうな気持ちが込み上げて涙が滲むということはありました!
米ドラマを見てて、ちょっと感動するシーンで、じわりと来ました。
なんだかすっきりした気持ちになりました。
すっきりして、晴れ晴れしました。
とても良いものが心に溢れてきて、幸せな気持ちになりました。

最初にこのテーマ見た時に、泣く=悲しいことと認識して、なんだか書きたくないテーマだなって思ってしまってました。
前回のDay8から間が空いたのもそのせいかも。
昔の悲しい過去を思い出してしまって、心が揺れて嫌な気持ちになって書きたくないなってなっていたのだと思います。

でも、泣くのは悲しい時だけじゃないですね。
オリンピックとかですごい試合を観て感動して泣く。
喜びの日にも泣くし、晴れの日にも泣く。
物語や誰かのまっすぐな言葉や行動に心を動かされて、泣く。
溜まっていたちょっとした嫌なことを涙が洗い流してくれて、すっきりする。
そういう「泣く」なら、いくらあってもいいなあ。

そもそも感情トレーニングを始めたのは、人前で嬉しいやありがとうを素直に表現している「とある方」を知ったからです。
「すごく嬉しい」と涙目になって心から言っているのを見て感じて、素直な感情を表せる姿に好感を持ちました。
真似っこですが、その人がやっているという感情トレーニングをやってみようと思ったのでした。

ほんとは嬉しいのに、すごく感謝を表したいのに、ぎゅっとして慰めたり安心させてあげたいのに、辛い気持ちに寄り添ってあげたいのに、ほんのちょっとのそれらができなかった私を、今度こそ変えたかったのです。
クールな私なんてもういらないです。

友達はもちろん、物語でもいいし、SNSの誰かの言葉とか良い出来事とかに、素直に心を寄り添わせて、いい意味で涙することができたら、それはとても幸せなんじゃないかなと思うこの頃です。

(了)

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