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誰に何を言われようとわたしは「紙」が好き!

今日のテーマ

今日は、朝渋「書く習慣チャレンジプロジェクト」の第9回もくもく作業会で、このnoteを書いています。
今日のプロジェクトテーマは、

第9回【偏愛】誰に何を言われようが好き!これだけはやめられない!そんなあなたが「偏愛」しているものを教えてください。どういうもの?どうしてハマったの?何がいいの?

です。

ちょっとやばいです。
このテーマ。
「偏愛」という文字を見た瞬間に、頭の中にわたしの偏愛対象物がぶわわわわっと膨らんであっという間に恍惚とした気持ちになりました。
偏愛するくらいだから、その反応がノーマルなのです。
他の人にご理解いただけなくてもいいのです。
それが偏愛なのですから。

というわけで、今日はわたしの偏愛について語りたいと思いますが、語っていると何千字も語ってしまいそうなので今日は時間制限して50分で書ける範囲に納めたいと思っています。

誰に何を言われようとわたしは「紙」が好き!

わたしの偏愛、それは「紙」です。

最初はね、ただの文具好きだったんですよ。
小さな頃にサンリオのキティちゃんとかマイメロディとかキキララ(今もあるのか不安・・・年齢がバレる)のメモ帳とか鉛筆とか便箋とかを集めていて、それを宝物箱にいっぱい詰めて眺めるのが好き(もったいなくて使えない)な、ごくごくふつうの女子小学生でした。
その後も文具は大好きで、勉強で使うノート一冊についても、こだわりをもって選んでいました。

それがなぜ「紙」だけを特別に愛でることになったのか。

きっかけは、万年筆です。
文字を書くことが好きで、手書きが好きで、文具好き、となれば、いつかは万年筆に手を出すのは必然の流れというもの。
万年筆だけでも、おそらく琵琶湖サイズの大きな沼です。一度、ハマったら抜け出られません。
当然、そこでもわたしは自分の偏愛ぶりを発揮したわけですが、万年筆だけあっても意味がありません。
万年筆で気持ちよく書けなければ意味がありません。

万年筆で書くには、インクが必要です。
万年筆沼の隣にはインク沼が待っていました。
これも誰もが納得する必然の流れでしょう。
好みの色に出会えるまで、いったいどれほどのインクの海を泳いで渡ったことか。インクなんてそんなに減らないので、使われないまま溜まっていくインク瓶をうっとりと眺めていたものです。
そして、インク沼の隣には、紙沼が待ち構えていたのです。

お気に入りの万年筆で、お気に入りのインク色で、万年筆のぬらぬら感、色むら感を楽しみ、心地よく書き続けることができる紙。
それを探し始めました。
そして、集めました。
山ほど。
好きな紙はディスコンになったら泣いてしまうので、同じものをいくつもいくつも。
途中から万年筆での書き心地はどうでもよくなり、ただただ好きな紙を求めました。
紙を入手したら、まず紙に触れて触感を楽しみます。するっとして少し冷たい肌触りの紙や、柔らかく温かみのある紙。触れるだけでなく、くしゃりと丸めて音を楽しんだり、雨に濡らして変化を楽しんでみたり。
万年筆を始めとして、えんぴつやボールペンなどいろんな筆記具で試し書きをして、その紙をじっくりと研究するのです。
万年筆より、インクより、わたしを魅了したのは紙でした。

そうして、わたしの部屋には紙の山ができました。

「紙」偏愛が特別に愛する「紙」とは

何年も様々な紙との出会いと別れを繰り返し、結果的に手元に残った紙をご紹介しましょう。
メーカー指定の紙だったり、紙の種類だったり、ノートだったりいろいろです。せっかくなので万年筆との相性で分けてみました。

【万年筆に合う】

  • ライフのLライティングペーパーホワイト(手触りと書き心地と色味にうっとり)

  • 満寿屋のオリジナル原稿用紙(黄色味のあるオリジナル用紙の薄さとインクのしみ込み具合が最高)

  • ツバメノートのツバメフールス紙(つるつるの安心感)

  • デザインフィルのMDペーパーとDP用紙(やわらかく受け止めてくれる器の大きいMMD。DPは最近はまった紙)

  • Smythsonのフェザーウェイトペーパー(モンブランのロイヤルブルーがよく似合う薄く儚い紙)

  • トモエリバー(これも器の大きいフレンドリーな紙)

【万年筆に合わない】

  • パラフィン紙(半透明のパリパリっとしたお薬包んだりする薄い紙)

  • 印刷していない白紙の新聞紙(大きさも重要です! 好きすぎて箱で買った!)

  • MOLESKINEクラシックソフト無地XL(某作家さんが使っていたのを見て真似して使い始めたノート)

どれも甲乙付けがたく、どれもずっとそばにいてくれないと安心できない、そんな紙なのです。

気になった紙あった方はぜひ探して使ってみてください!

紙偏愛の行方は・・・

紙の山の中で暮らす女、それがわたし。
そして思ったのです。
紙に埋もれて息をして、あらゆる紙を扱う紙屋店主になろうと。

そこは、紙しか扱わない店です。
トイレットペーパーやちり紙から高級原稿用紙まで、紙ならなんでも扱う店です。
そして、お客様のお好みに合わせてその人専用の紙を調合してレシピを作って、製造までしてしまう素晴らしい店です。
店は妄想商店街にあるようです。

楽しいですね。
こんな店、一体、だれが来るんでしょうね。

とりあえず滾る愛を吐き出す場所が必要なので、紙や文具について語った折り本なんかも作ってみました。ネットプリントに登録して、TwitterやInstagramで配布してました。今、Vol.4まで発行済みなんですが、手元にVol.1の試作品しかなかった・・・。
偏愛暴露記念にその写真をあげておきます!

紙は神様。
紙偏愛の妄想商店街にある紙屋店主はこれからも我が神(紙)を求めて旅を続けます。

(了)


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