自分軸で生きることの力強さ。
「今までだって何度もそうして来た。だからまた同じことをしたくない」
自分軸で生きることの力強さ。
先日子どもとオットがミスコミュニケーションをきっかけに
仲違いをしました。
オットはチョウナンのことにムカついて
いつもの平常心を彼に対して保てずに
会話がなくなっていました。
チョウナンもオットに対して距離を取り
不自然な空気感が家庭内にありました。
以前の私でしたら、2人の仲を取り持ち
話し合いをする場を作ったり
チョウナンから謝罪があって
少しづづ和解していく、というケースも多くありました。
そんなチョウナンが、いつもとは違う表情をしていたし
何かを考えていると思ったことから、質問をしました。
「この状況を自分はどうしたい?
いつもならチョウナンは自分から謝りに行ったりしているよね。どうして今回はしないのかな。
どうなったらチョウナンはいいの?」
迷った様子なく、彼は答えました。
「もう、何度も今までだって謝ってきたんだ。
そして何度も同じことになってきたんだ。
だから、もう謝って元通りになるのは嫌なんだよ。
納得出来ないことはしたくない。
パパとまたいい感じになるように、チョウナンが何かを見せるしかない。
それはヒットを打つこと。そしたらパパとチョウナンは良くなる。」
次の日は野球の試合があった。
迷いもなく一気にそうした考えを私に話してくれた。
言葉が溢れるということは、自分の言葉で考え、理解し
納得しているから出てくる。
「そうか、分かった。がんばってね!」
そうしてこの会話は終わった
その場の雰囲気を元通りにするためだけの謝罪に納得出来ない、と彼は自分で気づいた
気付いただけでなく、練習しに行くという行動を起こし、次の日必ず結果を出すと
自分で決めた。
チョウナンのとてもすごいな、と思うところは
10歳にして、自分の揺らぎない考えを持っているところ。
そして、人から言われたことに関しても
自分が納得したらすぐに方向転換できるところだ。
自分の考えを持つということ。これはとても素晴らしいこと。
大人になるにつれ、一般的に良いとされること、悪いとされること
その価値観で自分の価値観さえも書き換えられてしまいがち。
自分と他人は違って当たり前
誰がどう思おうが自由であるということを
忘れてはならない。
みんなと同じであることに、安心しない
みんなと同じであることが、普通ではない
人それぞれ違うということが前提で普通で安心ということを
忘れてはならない。
結果として、ヒットは打てませんでした。
でもオットには何かが伝わったようです。
オットはチョウナンに最終回。2アウトからピッチャーとして交代させました。
チョウナンは抑え切りました。
何故、オットはピッチャーのチャンスを与えたのでしょう?
昨日はとても良い日になりました。
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