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映画「ひらいて」の感想

先日、友人と一緒に映画「ひらいて」を見てきました。
Twitterでは簡単に感想を言ったのですが、より具体的な感想を書いていこうと思います。

私、主人公の愛を演じていた山田杏奈ちゃんが大好きなんですよ。同級生の実力派女優ということで、すごく応援してるし尊敬もしてます。だから今度「彼女が好きなものは」も見に行こうと思ってるし笑。
グロ無理なのに初主演の「ミスミソウ」も見たし笑。
正直今作を見に行った一番の理由は彼女が出演していたから、なんですけど笑、すごくおもしろかったです。

杏奈ちゃんのファンってこともあるし、見に行く前から見ていた記事なんかからも、私は愛に共感するつもりで見に行ったんですよ。自分が恋愛するとすっごく相手を好きになってしまって周りが見えなくなるタイプなので。なのに、ずっと愛がわからなくて、映画を見ている間終始困惑していました。
むしろ、私は美雪の方が共感したかな。意外なことにも。私はバカ正直だから愛みたいにはできないなあ。その方が自分の利益になるってわかってても、あんなに自分を偽れないや。嘘つけないもん。

そんな自分の心を「ひらく」ことのなかった愛が、ずっと優しくやわらかく心を「ひらき」続けた美雪に「ひらいた」ラストシーンの描写がすごく綺麗で、心動かされました。
一見すると愛の方が強く見えるんでしょうけど、本当はまっすぐに思い続けられる美雪とたとえの方が静かで優しいようで実はすごくしなやかな強さを持っているのかなって思いました。だから最後には頑なだった愛が「ひらく」ことができたのかなって。美雪に共感できてよかった。私は美雪やたとえみたいになりたいですね笑。
原作小説も読んでみたくなりました。

余談ですが、見に行く前からこの映画に関する記事をたくさん読んでから見に行ったんですよね。まあそれこそツイートもしたかもしれないんですけどこの話笑。
杏奈ちゃんは、「ずっと愛がわからなかった。最後までわからずに演じた。」とインタビューで答えていたんですよね。結構長らく彼女を推してるもんで笑、なんとなーく杏奈ちゃんが愛がわからないのはわかる気がする。あの子は落ち着いててしっかりした頭のいい子だと思うので。まあファンの目から見てだけどね笑。
でも、今回の映画で私は初めて知った女優さんだったんですけど、美雪を演じてらっしゃった芋生悠さんは、「私はむしろ美雪がわからなかった。愛の方が共感できた。」とおっしゃってて、芋生さんも舞台挨拶などを見る限りは落ち着いた方に見えたので、それでいて愛に共感できるなんて、この人は胸の内にどんな心を持った女優さんなんだろう、とすごく惹きつけられました。彼女の出演する別の作品も見てみようかな。

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