【カンボジア】PPAP（プノンペン港湾公社）｜カンボジア株

2023年8月16日 16:45

こんにちは！
今日はクーラー無しでも過ごせるFPウタです。

2011年7月11日に
カンボジア初となる
証券取引所がオープンしました！
それがカンボジア証券取引所です。
英名：Cambodia Securities Exchange
略称：CSX

そして、本日紹介する
PPAP（プノンペン港湾公社）は
カンボジア証券取引所に
上場した3社目の企業です。

PPAP（プノンペン港湾公社）とはどんな会社？

PPAPは2015年12月9日に上場しました。
プノンペン自治港と訳されることもあります。
ウタはプノンペン港湾公社の方が
聴き慣れているのでこの表現です笑

PPAPは最大の河川港湾を運営している企業で
カンボジアにある2つの国際港のうち 1 つです。
同時に166kmの港湾商業区の管理も行っています。

首都プノンペンの横には
トンレサップ川が流れており
それが下流で合流してメコン川になります。
ベトナムのホーチミンが河口になりますね！

大きな川でかつ水深も深いので海と同じように
船舶の通行が可能で
海から首都プノンペンまで
直接、船による輸送が可能です。
プノンペン港の物流を
一手に担っているのがこのPPAPです。

出た！
またもや独占企業。笑

PWSA（プノンペン水道公社）の記事を
読んだ方はもうお分かりでしょう！
PPAPの発行済み株式のうち
80%をカンボジアの経済財政省が
保有しています！

勝ち確なカンボジア株です笑

それでは次に
カンボジア株として
PPAP株を紹介します。

カンボジアの通貨は略称KHRと書いて
クメールリエルと呼びます。
おおよそ 4,000KHR = 1USD(アメリカドル) です。
Mil KHR = 1,000,000 KHR となります。

コロナ渦にあっても
純資産（株主資本）は緩やかな右肩上がりです。
首都プノンペンの海上物流を
牛耳っているだけありますね笑

コロナが大流行し始めた2020年は
世界中でパンデミックとなり
物流の制限がありました。
その影響もあってか
2020年は売上こそ横ばいなものの
利益はやや減少しています。

しかし2021年には
すぐに売上もコロナ前を超えて
純利益も過去最高を記録！

首都プノンペンの海上物流を
牛耳っているのは伊達じゃない！笑

売上に比例した株価となっています。
売上や利益が伸びれば
そのまま株価に反映されるという
とても素直な銘柄です。

配当は3年連続で
一株当たり332.8KHRで同額ですね。
安定していると言えます。

公開しているPPAPの配当方針では
配当利回りを最低保証しています。
それはPPAPのIPO価格（KHR 5,120）の5％です。
つまり一株当たり256KHRになります。
上場後少なくとも5年間適用されていました。

2015年に上場しているので
この効力はすでに期限切れです笑
しかし最低保証利回りを上回る
配当を継続的に出し続けています。

PPAPはカンボジアの
首都プノンペンへ
直接、海上輸送できる拠点
プノンペン港を独占的に運営しています。

また80%の株を国が保有するという
国有企業なので
当面はこの盤石さは揺るぎないと思います。

懸念事項があるとすれば
海にある国際港の台頭と
国内物流網の成長が考えられます。

PPAPとは別に
カンボジアにはシアヌークビルに
海に面した深海港があります。
こちらもPPAPと同じく
国際港として物流の要です。

こちらの方が
プノンペン港よりも
圧倒的に水深が深いので
より大きなタンカーや輸送船が
停泊することができます。

もう一方の国内物流網について。
カンボジアでは昨年から
プノンペンーシアヌークビル間で
高速道路の運用が開始されました。

今後、主要都市を含めて
どんどん拡張されていくと思います。

そうすると河川港よりは
シアヌークビル港で荷揚げしたものを
高速道路で運んだ方が
より早く、より柔軟に運べることに
なるかもしれません。

このような見方をすると
河川港のPPAPは長期的には
成長の余地が限られてくる可能性もあります。

しかし国が後ろ盾にいる
インフラ関連の株なので
現状はとても魅力的です！

よってウタはPPAPの株を
【購入＆保有】
です！！
※株の売買は自己責任でお願いします。

拝読ありがとうございました！
FPウタ

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