【MBA】マーケティング・経営戦略基礎DAY4:富士フイルム「チェキの復活」
2024年にグロービスを卒業したので、これまで受講した科目を振り返り学びをまとめます。
一生に一度のMBAライフを楽しみましょう!
※本記事は自分自身の学びの整理で、授業内容全体の共有はしません。
テーマ
マーケティングプロセスの全体像、分析と立案のプロセス
授業内容
今回の授業では、マーケティングの全体像を体系的に学びました。
これまで自社でマーケティングを取り入れていたものの、マーケティングの基本的な定石やフレームワークについては深く理解していなかったことに気づきました。
表面的にはわかっているつもりだったマーケティングの概念を、より深く掘り下げて学ぶことで、自社にどう応用できるのかがクリアになってきました。
Day4振り返り
SWOT分析の活用
授業で特に印象に残ったのがSWOT分析です。SWOT分析は、自社の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を洗い出す手法ですが、これは単なる環境分析に留まらず、全体の戦略立案にも結びつく重要なフレームワークであることを実感しました。
特に、外部環境(機会と脅威)と内部環境(強みと弱み)を統合的に捉えることで、クロスSWOTを用いて具体的な打ち手を見出すことができます。
これを自社に応用した際、まず自社の強みが何か、弱点はどこにあるのかを再確認しました。
たとえば、集客において他社と比較して優れている点は何か、また顧客との接点における課題は何かを具体的に洗い出したとします。
その結果、集客方法の見直しやカスタマーサポート強化の必要性が明確になり、これからの施策の方向性を定めることができました。
顧客ニーズの特定
次に学びになったのは、同じような商品であっても、見せ方や打ち出し方を工夫することで新たなニーズを掴むことができるという点です。
この事例から、自社でも競合がいる中で、どのように差別化を図り、新たな価値を提案するかを考えるようになりました。
具体的には、自社の人材ビジネスでは同じ人材を他社と紹介する場合でも、どのように見せ方を工夫するかが重要です。
同じ商品でもターゲットに響く見せ方や別視点での価値提案ができないかを検討するようになりました。
企業が求めるスキルセットだけでなく、候補者の人柄や企業文化とのフィット感を強調することで、他社との差別化を図ることができると気づきました。
ポジショニング分析の本質
これまでポジショニング分析は、ターゲットセグメントの分析に留まっていたことが多かったです。
しかし、授業を通じて「ポジショニングは価値そのものを捉える必要がある」と教えられました。
企業が提供する価値が何であるかを明確にし、それを軸にポジショニングを考えることが大切だと理解しました。
これを自社に適用した際、ターゲットである企業と人材双方の視点から、どのような価値を提供できるのかを再評価しました。
結果として、提供価値の見直しができ、今後どのように強化すべきかの方向性が見えてきました。
特に、企業側が求める即戦力人材のニーズに対し、単なるスキルマッチングではなく、文化的なフィット感や長期的なパートナーシップの重要性を訴求することで、他社と差別化を図る戦略を構築することができました。
自分の学び、自社への落とし込み
今回のマーケティングの授業で最も大きな学びとなったのは、マーケティングとセリング(販売)の違いについてです。
これまではどちらかというとセリング派で、短期的な売上目標に向けて行動することが多かったです。
しかし、マーケティングは長期的な顧客との信頼関係を築くプロセスであり、単なる販売活動とは異なるアプローチが必要だということを学びました。
この違いを理解したことで、ビジネスにおける戦略も大きく変わりました。これまでは、短期的な売上を優先して即効性のある施策を打つことが多かったのですが、今後は顧客との長期的な関係構築を重視し、信頼をベースにした持続可能なビジネスモデルを構築していくことに注力しています。
また、マーケティングプロセスは、何か新しいプロジェクトを始める際に必ず使えるフレームワークであり、その一連のプロセスを無意識に実践できるようになったことも大きな収穫です。
市場調査からターゲティング、ポジショニング、そして施策の実行までの一連の流れが、今後のビジネス戦略において不可欠なプロセスとなることを強く感じました。
さらに、マーケティングにおける環境分析の重要性も再認識しました。
市場や競合、顧客のニーズを正確に捉えることで、最適な打ち手を講じることができるという点は、今後も継続的に意識していきたいポイントです。
環境が変化する中で、企業としても柔軟に対応し、顧客ニーズに応えるための戦略を常にアップデートする必要があると学びました。
今後の展望
マーケティングの授業を通じて得た知識とスキルは、今後のビジネスにおいて大いに役立ってます。
特に、SWOT分析やポジショニング分析を用いて、常に顧客視点での戦略策定を行うことで、競争優位性を築いていくことができてます。
また、事例のように、同じ商品であっても見せ方を工夫することで新たな市場を切り開くことができるという学びは、今後のビジネス展開において大きな武器となります。
最終的には、顧客との長期的な信頼関係を基盤に、持続可能なビジネスモデルを構築し、業界内でのポジションを強化していくことが目標です。
学びを活かし、実務にどう落とし込んでいくかを引き続き考えながら、さらに成長していきます!
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