見出し画像

新米「てとて」の軌跡〜その3〜

2021.9.4~7 稲刈り

9月4日稲刈り初日、あいにくの雨予報の中約20名のむら塾メンバーが田んぼに集結しました。
気になる天気は……曇り!かえって涼しくてよかったかもしれないと安堵するメンバーたち。

画像6

先日の強風の影響で倒れている稲が多く、これらは機械で刈ることができないとのこと。
稲刈り鎌を1本ずつ手に持ち、稲を束ねるための藁を腰に括りつけていよいよスタートです!
片手で稲の根元をつかみ、もう一方の手で鎌を手前に引く、いくらか刈った稲がたまったら藁で結んで束ねる。この作業をひたすら繰り返します。稲をザクザクと鎌で刈っていくのは、他では味わえない爽快感がありました。

また、同時並行でおだかけの準備もしていきます。
こうして手作業で天日干しをすることで甘味が凝縮されたおいしいお米が出来上がるのです。
手で稲を刈る人、稲を束ねる人、おだかけをつくる人、機械を使って倒れていない部分の稲刈りをする人…に作業を分担して、1日目は終了。

画像7

続いて稲刈り2日目、この日も1日目の反省を生かしながら同様の作業をしていきます。

しかし、朝に降っていた雨で稲束が重くなってしまったのか、1日目に組んだおだかけが崩れてしまうというアクシデントも……。
崩れたおだかけを修復しながら、なんとかこの2日間で1つ目の田んぼの稲刈りが終わりました。

当初の予定では2日間で終わらせるはずだった稲刈り、なんと延長戦です。

ここからはもう1つの田んぼの稲刈りとおだかけ、そして落穂拾いをしていきます。落穂拾いは、束ね損ねて地面に落ちてしまった稲穂を拾い集めて再び束ねる作業のこと。地味で大変な作業ではありますが、意外に無視できないような量が集まります。

有名なミレーの絵画『落穂拾い』を再現するメンバーも。

画像5

1日目や2日目と比べて参加メンバーは少なかったものの、作業のスピードは上がり、稲刈りをスタートしてから4日目、ついにすべての田んぼの稲刈りを終えることができました!

画像8

稲刈りに参加したメンバーからは「想像よりも大変だった」との声が多数!手刈りや落穂ひろいなどは特に腰への負担も大きかったようです……。その一方で稲を刈り終えた広い田んぼを見回すと、なんとかやり切ったという大きな達成感が得られました。

2021.9.10 おだかけ修復

稲刈りから3日後のこと。ショックなことに、おだかけが3列分倒れてしまっていました...! 

画像9

倒れたおだかけから稲穂を外して干したのち、修復作業をしました。

ここで稲刈り担当のメンバーお二人に感想を聞いてみました!

画像3

画像4

2021.9.13 脱穀

2日間天日で干した稲をハーベスターという機械を使って脱穀していきます。

画像2

まず稲藁をおだかけから外し、脱穀されやすいように適度にバラしてハーベスターに入れます。脱穀されたお米が米袋に溜まっていくのを見ているのはとても感慨深いものがあります...。

画像1

沢山の苦労を重ねて作った新米「てとて」。さあ、おまちかねの実食です!(その4に続く)

↓新米「てとて」購入はこちらから🌾



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?