見出し画像

明日自分が死んだらどうなる相続!

こんにちは、モカです。
Twitter:@Ph0507

「明日死にますよ!」と言われたら、みなさん大丈夫ですか?

やり残したことがある人もいるかもしれませんし、養っている家族がいれば、家族に残るお金のことを考えるかもしれません。

配偶者や子供がいると、自分が死んだときに残った資産は配偶者と子共が相続することになります。

独身の方であれば、残った資産は父母へ、父母が既に亡くなっていたら兄弟へ相続されます。

誰かが亡くなった時には、故人に資産があったらそれに対する相続税を払わなければいけません。

亡くなってから遺族が相続税を払うまでのスケジュールって、実はめちゃめちゃタイトなんです。

【図】相続スケジュール

*死亡届の提出
亡くなってから7日以内に葬儀をし、死亡届を提出します。
最期のお見送りくらいゆっくりしたいかと思いますが、既にこの時点で遺族は悲しむ時間もあまりない状態で手配に追われます。

*遺産の相続方法の決定
亡くなってから3ヶ月以内に、相続人は資産を相続するかどうかを決めなければいけません。

もちろん資産だけでなく負債も相続されます。
資産と負債の状況から、相続を承認するか放棄するかを決める必要があります。

故人が負債の存在を隠していたりということもあります。
複数の口座や不動産を所有していて把握するのに時間がかかったりと、色んなトラブルが起こりがちです。

どこのどのような財産があるのかを把握しないと、相続を承認するか放棄するかは決められないですよね。

情報を整理していれば相続するかを考えることに時間を使えますが、財産の所在がわからないと調べることで時間が過ぎていってしまいます。

*準確定申告
遺産を相続するどうかを決めたら、死亡から4ヶ月以内に故人の準確定申告を行います。

*相続税の計算・申告・納付
そして死亡から10ヶ月以内に、相続税を納めなければなりません。

通常、故人の財産は死亡以降、銀行口座から引き出せなくなります。
そのため相続税を払えるだけの現金を別で用意することになります。

現金を故人の口座にのみ入れていて相続人にあまり現金がなかったり、相続財産が不動産で分割できず現金化できなかったりするトラブルも多いです。

そもそも不動産以外の財産がない場合、不動産を売却して現金化するところまでをこの短期間で行うことになります。

相続人の仲が良くないと話し合いがスムーズにいかなかったりしますし、そもそも疎遠で連絡先を知らなかったりもあるかもしれません。

つまり故人にどこにどんな資産があるのかを把握し、相続人同士で話し合い、相続税を納めるまでの手続きを10ヶ月以内に行う必要があります。

大事な人を失くして精神的にも参ってる中、この一連の手続きをすることになります。

相続は必ず訪れます。
それが近い日なのか、まだ先かは誰にもわかりません。
その時に残された家族で揉めないように、困らないように、少しでもできる準備をしておくことをおすすめします。

*円滑な相続のためにすぐできること
相続税がいくらかかるのか、どのような相続対策ができるのかは専門家の助けが必要になりますが、自分たちですぐにできることもあります。

自分の資産の所在を明確に、家族に伝わるようにすることです。

これだけでも相続時、残された家族の負担は全然違います。

自分が死ぬ日は自分で決められませんし、家族が死ぬ日もわかりません。
残された家族が困ることがない様に、できることを考えながら過ごせると良いなと思います。

薬剤師の資産形成の相談窓口はこちら👇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?