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「新宝島」のエンディングはなぜあんなに興奮するのか、検証してみた。


※※MVを基準に解説致しますので、
MVを開いたブラウザを閉じないでそのまま保持することを推奨します。


自分は「新宝島」がバチクソ好きです。

もう国歌にして欲しいくらい好きです。

式典で「君が代」を歌うか「新宝島」を歌って踊る
どちらかを選べるような日本になることを強く望んでます。

その「新宝島」・・・・
エンディングの熱さがマジで異常!!!
真冬に汗かくくらいもう灼熱!!!!!
これ共感して頂ける方どれくらいいらっしゃいますでしょうか?

楽曲そのものがどれだけ素晴らしい曲かは、
敬愛するドクターキャピタル先生が動画で解説されてます。
ぶっちゃけ言いたいことはここに集約されてます。

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それだと身も蓋もないので、キャピタル先生の動画にプラスして、

僕が注目したのは
「エンディング」の部分  MVの4:06〜

やばくね?!いやマジでテンション上がらん?!俺は上がる!!!!!

なぜこんなに興奮するのか、
気分がぶち上がって心拍数が上がるのか検証した結果、
三名の英雄が合体してこのぶち上げ空間を作っている
のではないかと考えました。ぜひお付き合い頂けたら幸いです。

※鍵盤、ギター、無料のピアノアプリを用いて実際に音を鳴らしながらだと一層イメージを掴みやすいです。

【英雄 壱     47抜きのリフ】

まずこの曲はリフが強烈、MV 0:28〜
一度耳にしたら一生焼き付きます。

で、このリフには3つのパターンがあります
比較してみました、青色で下に音名が書いてあるところが差分です。

①0:28〜、1:05〜等 新宝島といえばこれ、印象的な部分で使われるメインパターン

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②0:40〜等 歌ってる後ろで鳴ってる、控えめなパターン

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③4:07〜、終盤、最も盛り上がる箇所にでてくるパターン

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並べて比較すると似てるようで少しだけ違うところがあります。

①はメインパターンらしく音符の高低バランスが良くまさに「これぞキャッチー」ですね。

②は印象を保ちながら、主役である歌との”調和と共存”を目指し、少しだけ控えめ

さて肝心なのは③です。

リフの最高音であるオクターブ上のGを初っ端から連発してきます。
このインターバル(音の高低差)が耳に与える緊張感・・・ハンパない!
分かりやすいところは2小節目1拍→2拍目のG↑からDへの落差だと思います。

なにがズルいってこの③のパターンは
「エンディングまで一度も出てこない」という贅沢な使い方をしています。

僕は最初、コード進行に合わせて音が濁ること避けるためかと思っていましたが、そうなると2小節目がF6なのに対して,DではなくGでぶつけるのは辻褄が合いません。
最終兵器として強烈なクセのある音をとっておいた
・・・そんなイメージだと解釈してます。

【英雄 弐   ずるいコード進行 】


ドクターキャピタル先生の動画でも解説されてますが、
同じようなリフに対しコード進行を変えて表情を作り変えているのもこの曲の特徴。こちらも大きく3種類に分けます(リフが乗っかってる所に限定)

①0:28~ イントロ、Aメロなど、この曲を特徴付けるコード進行

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②1:05~ サビに使われるコード進行

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③4:07~、エンディングに使われるコード進行

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美しい・・・、
どれも日本人が好きなもの全部入ってるパーティープレートみたいです。

並べて分かるのは③が一番シンプルだということ。
日本人が特に好む「Ⅳ→V→Ⅵm」
ベースがただ全音で上がっていくあの気持ちいいやつ。

和音の積み方や動きをシンプルにすることで、
「ここの主役は俺じゃなくてあいつらだ」
と案内されてるように聴こえます。

僕が「ズルい!」と思ったのは、
それまでトリッキーで動きが激しかったコード進行を
最後は敢えてシンプルにしてくるところ。なんてクールな!!

【英雄 参    帰ってきた”イントロのアレ” 】

“イントロのアレ” とはコレです MV 0:09〜

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イントロのド頭から、このギラギラした光を放つ「覇王感」!

この覇王がなんと、

幾千の時を超えて、

エンディングに帰ってきます!!

注目すべきはこれまた
同じフレーズに対して伴奏だけ変えて表情を作り変えてること。

イントロでは、まさにこの覇王に他の国民がついていくかの如く
”フレーズに追従した伴奏”でしたが、
エンディングでは国民総動員の大革命が起きてる中で”覇王登場!!”
の風景が見えます(僕には)。

【三名の英雄が集結、それが新宝島のエンディング!】


ではその覇王と一緒に、
先ほどの英雄2名に再登場してもらいます。

まずはこの曲の顔「リフ」

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続いて、コード進行

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で、覇王こと「イントロのアレ」も含め、
一堂に集うとこうなります↓ MV 4:07〜

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ヤッッッッッッッバ!!!!




単独でもアホ強い英雄が3名集まって、
しかもそれぞれを時には立てて時にはバチバチ戦う空間になってますね。
これ、座って聴くの無理です、電車の中でもバスの中でも立ち上がります。

【音楽の力ってすげえよまじで】


和音を構成するウワモノだけでこんなにヤバいのに
リズム隊もテンション上げてがんがん煽ってくるため益々激アツ。

そもそも、
とんでもない強さのメロディ、
美しいコード進行、
ドリフをリスペクトした楽しいMV、
(ミニスカ部隊の破壊力)、
があるうえで
最後のとどめに英雄3名がこんな仕掛けを繰り出してくるというわけです。

こんなん昇天するに決まってる!!
いまのところ人生最多再生回数更新中


いやーすっきりしたw


これで、この資料たちも研究した時間たちも成仏出来るでしょう。


暗い世情に暗いニュースが続いてます。

政府の連中が言うように

「音楽っていらねーもの」なの?

俺はそう思いません。


もう何年も聴き続けてる「新宝島」に俺はまたまた元気をもらいました。

なぜあんなに興奮するのか、元気がでたのか

それが知りたくて今回改めて検証してみました。

「新宝島」に全然及ばなくても、人に元気や勇気をもたらす音楽を俺も作れるように書きまくって、研究して、書きまくるぞ!



最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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