瞑想を続けてわかったこと
少し前に健康習慣についての記事で、瞑想を続けているという話をしました。
今日は瞑想について、275日*連続した段階で分かったことについて、書きます。
*2022.9.26現在
上手くできない
もう何年も前に、瞑想の効用を本やネットで知り、チャレンジするもののうまくいきませんでした。
いくつものアプリやYouTube、本も試してみました。
Calm や Head Spaceはトレーニングメニューも多く、課金して使ってましたが、どちらも英語なこともあり(今はCalmは日本語もあるのかな?)、いまいちしっくりきませんでした。
瞑想を始めると、計画や、やらなきゃいけないこと、仕事の気になることが次から次へと浮かんできて、集中できない。
そんな自分が嫌で、辛くて、長続きしませんでした。
昨年、たまたまMeditopiaを見つけ、日本語のガイドで(少し日本語がおかしいところもあるけど)、メニューもかなり豊富なので、継続して使ってます。
瞑想に対する誤解
瞑想のトレーニングを積むと、雑念が消えて、無の境地に辿り着くことができる、と思ってました。そして静かで穏やかな時間を味わうことができると。
でも、いつまで経っても雑念は次から次へと出てきます。私には瞑想は無理だなぁと思ってました。
気づく、手放す、戻る
それでもしばらくトレーニングを進めてみると、瞑想のゴールは、無の境地ではないことを知って、瞑想に対する考え方がすっかり変わりました。
瞑想の基本に、気づく、手放す、戻る、というものがあります。
自分の頭の中に浮かんできた考えに気づく
その考えをそっと手放す
そして瞑想に戻る
雑念を浮かばなくするのではなく、瞑想中に雑念が湧いたら、これを繰り返すのが、瞑想のトレーニングであり、この流れがすっと出来ることが瞑想のゴールだということを知りました。
瞑想の3つのテクニック
1 ラベリング
瞑想中のテクニックの一つに、浮かんできた考えに、名前をつける、というものがあります。
たとえば瞑想中に、ぽっと、
「乗り換え案内で、何時に家を出れば良いか調べなきゃ!」
という考えが浮かんだら、その考えに、「計画」というラベルをつけて、そっと横に置いておき、瞑想に戻ります。
別の雑念が浮かぶたびに、これを繰り返すのです。
瞑想が終わる頃には、横にたくさんのラベルがついたボトルが置いてあります。私はそのボトルたちを眺め、そっと立ち去るのです。
2 瞑想の時間を慈しむ
瞑想は、いつでもどこでもトレーニングできますが、私は朝一番、家族がまだ寝ている時に、好きなコーヒーを味わった後で始めるのが好きです。
早朝は、貴重な一人の時間。誰にも邪魔されない贅沢な時間なのです。
瞑想中、雑念に心を奪われたら、「貴重な瞑想の時間を使わなくても、後で考えればいいんじゃない?」と自分に優しく問いかけます。そしてまた瞑想に戻るのです。
3 瞑想の長さや内容を気にしない
朝、時間がない時は3分でも瞑想する。雑念ばかりが浮かんでも、そんな日もあるさ、と思う。とにかく瞑想した自分をほめる。
この辺は瞑想というより「みんちゃれ」の仲間から教えてもらったことかもしれません。
瞑想はメタ認知力を高める
瞑想は、メタ認知力を高めてくれるのではないか。
禅問答みたいですが、「認知していることを認知する」つまり、自分を一歩引いたところから観察する。今どんな気分なのか、何を考えているのか、体の状態はどうか、客観的に観察すること、それが瞑想から学べるのではないか、と思います。
その瞑想のテクニックを集中力が途切れそうになった時に使う、それが「日常生活に応用する」ことなのだと思いました。
今習っている、ジャズバイオリンでも先生から、演奏している自分と一緒に演奏している相手を、見つめることが大事だと言われます。
瞑想を続けることで、このメタ認知力が高まったら嬉しいなと思います。
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