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魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン

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ユマとリオナは、同じコレージュ(中学校)に通う13才。ある日、町のデパート「ラ・フォンテーヌ」が突然空を飛びはじめ…。 謎のバイオリンと魔法使いナンジャモンジャを追って、ふたりは…
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魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 1/7

《あらすじ》 ユマとリオナは、田舎町の同じコレージュ(中学校)に通う13才。ある日、老舗デ…

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 2/7

2.ブラウンさんのバイオリン その夜、ユマはトマス・ブラウン氏について検索して、市内で開…

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 3/7

3.ナンジャモンジャを探しに 夏休みになった。 その朝、リオナはプラットフォームの柱に手…

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 4/7

4.シーラさんの魔法全書 3人はしょんぼり、手ぶらで<ナポリ>に帰ってきた。 ことの顛末を…

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 5/7

5.北ポルトガルの大魔法使い さいしょは多少揺れたソファも、やがて飛び方が安定し、まもな…

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 6/7

6.名匠のイニシャル  それから彼らは仕方なく浜辺まで戻ってくると、…とりあえずめいめい…

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 7/7

7.ローマ市交響楽団  空はすっかり夕焼けだ。 空の半分は夢のようなピンク色に染まり、もう半分は青い夕闇に包まれながら、沈みゆく地上にはきらきらと街の灯りが灯り始めている。 「わお! 素敵!」 「綺麗だなぁ~! 空を飛ぶには、この時間がいちばんね!」 ユマとリオナはまたまた大はしゃぎ、スマホでパシャパシャ。 一心不乱に進路を取るシーラさん、我関せずの黒猫、死んだように目を閉じたままのブラウンさん、みんな一緒に超特急で、またたき出した星々のあいだを抜けてゆく。 「速く速く! 

魔法使いナンジャモンジャと空飛ぶバイオリン 8/7 あとがき

この物語のベースは、12歳くらいのときに書いたものです。中学に入って三カ月くらいのときだっ…