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4月のふりかえりと、5月の目標

毎月、なんらかの目標を掲げて振り返る活動をしている。これがいいんだか悪いんだか、立てた目標にしばられるとめんどくせぇ気持ちにもなる。日々の活動の中で生まれた気づきと、過去に立てた目標を結びつけるのは、やり方を間違えると退屈な作業になる。

そんなわけで、4月はこんな目標を立てていた。

❶プロジェクトを群像劇状態にする
❷ケアのまちづくりのためのグランドデザインを描き、最小単位で実験する
❸よく会話すること、自分の時間をつくること

4月の振り返り

その目標にどうつながるかはわからないが、4月にあってよかったことを書いてみる。

ひとつめは、有賀薫さんのワークショップに参加したこと。「井戸端会議を新しいかたちでつくりなおす」というビジョンに出会えた。

ふたつめは、会社のメンバーとの1on1で、自分のキャリアに「フィールドワーカー期」と「キュレーター期」があると気づいたこと。ある現場に入り込んで、その場の暗黙のルールを学習するフィールドワーカーとしての期間と、その暗黙のルールをなんらかの仕方でズラしていくキュレーターとしての期間がある。「なんか面白いことができていないぞ・・・」という焦燥感を感じた時に「今は、フィールドワーカー期なんだ」と自分に言い聞かせ、その場のルールを学習することに焦点を当てることができる。

みっつめは、社長のミナベさんとおしゃべりできたこと。組織開発のファシリテーションを続けていったとしても、企業以外の場にファシリテーションの知を還元することができないのではないかと悩んでいた。ミナベさんの話を聞くうちに、「ファシリテーションの再現性を突き詰め、誰でも活用できる知的資源にすることを目標においていけば、いずれ資源の再配分につながっていく」というビジョンをもつことができた。

このことは、有賀薫さんの「井戸端会議」の話ともつながってくる。井戸端会議にファシリテーションが埋め込まれるにはどうすればいいのか、が当面の問いだ。

また「当事者研究」「発達の最近接領域」への関心が俄然高まったのも今月だった。「自分でありながら自分ならざるものを演じる」という遊びのありようと発達、そしてケアのプロセスがあることを知った。5月はこのことを探究し深めていきたい。

5月の目標

4月、松戸のコーヒーに関するワークショップの推進が甘かったので、より具体的にすすめていきたい。また、知人から引き受けたとある事業のワークショップがあるので、そのなかでの気づきも書き溜めておきたいと思う。

CULTIBASE Schoolの方は中盤に入り、1コースは引き継ぎもされる。年末から準備してきた大型のプロジェクトのリリースも6月に控えるので、そちらも忙しくなりそうだ。忙しさのなかで焦点を散逸させるとプロジェクトが停滞し、崩壊してしまうので、焦点を睨んで冷静なプレイが必要になる。

また連休が明けてから五月病のような疲労感が家族に出てきそうだから、セルフケアと家族の相互のケアを忘れずに、遊び心をわすれずにいきたい。

そんなわけで、5月の目標は3つ。

❶ケアのまちづくりの活動を行い、気づきを書き留める
❷佳境を迎えるプロジェクト、ブレずに焦点を睨む
❸セルフケア、相互ケアを、遊び心をもって

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