8月第4週の日記:往復の中で、私固有の文脈をさがしている

この1週間は、20代半ばの友人のキャリア相談を松戸のさくら広場で飲みながら繰り広げたり、森美術館でワークショップをしたり、劇団の制作をする知人と子ども向けの取り組みをブレストしたり、中高生向けコーヒービジネスワークショップを実践したりと、個人の活動をなかなかに楽しんだ1週間だった。

個人としてアートや福祉に関わる活動を頑張っていると、会社での仕事にも張り合いがでてくる。コロナ禍で家から出られなかった期間はとくに、仕事と家庭の往復になっていた。それがやっぱりきつかったんだなと感じる。アートや福祉の業界ではできないことを、企業に向けた実践で経験する。企業に向けた経験のなかでできないことを、個人の活動で実践する。この往復のなかで、自分固有の文脈を、なんらか掘り起こそうとずっとしているのだと思う。

また、とある講演の機会をいただき、それに合わせてポートフォリオを整理しなおした。このこともまた、自分の中に眠る固有の文脈を整理するきっかけにもなった。

ここから先は

3,690字 / 4画像 / 1ファイル
マガジンの売り上げは、アートワークショップの企画や、子育てをする保護者やケアワーカーがアートを楽しむための場づくりの活動費(書籍購入、リサーチ費など)に使わせていただきます。

アートの探索

¥500 / 月

このマガジンは、アートエデュケーターの臼井隆志が、子育てのことや仕事の中で気づいたこと、読んだ本や見た展覧会などの感想を徒然なるままに書い…

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、赤ちゃんの発達や子育てについてのリサーチのための費用に使わせていただきます。