ワークショップにおける「参加者の表現」について
高校生の頃、映像のワークショップに初めて参加した。そのとき「自分がひたすら東京の夜明けと夜更けを走り続ける」という映像作品を作った。
自分がどこに向かって何をしているかもわからないけど、とにかく走っていて疲れてフラフラするし、でもなんかわかんないけど夜明けには楽しくなっちゃうし、夜更けには沈んでしまうし、でも走ってる。
みたいな映像だった。
当時見た若松孝二監督『17歳の風景 少年は何を見たのか』とか、金城一紀/行定勲の『GO』とか、そういった映画に感化されたのもあるのだろう。恥ずかしい作品である。
とにかく、自分は一体なんでこんなこと(自分がひたすら走る映像をつくる)をしてしまっただろうという、恥ずかしさと戸惑いは、ぼくの心に深く根付いている。
さて、今日は本当は別のネタを更新しようと思っていたのだが、どうにもこんなことを書きたくなったので、書く。
「あなたはどんな風景が見たくてワークショップをやっているのか」という問いを、自分に投げかけてみる。
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