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アートからの触発、ビジネスからの逸脱 ーYAUトークイベントレポート
5月20日土曜日、21日ぶりに外出し、住んでいる松戸から有楽町へ足を運びました。お誘いいただいたアートプロジェクト「YAU:有楽町アートアーバニズム」のトークイベントに登壇するためです。その時のプレゼンテーションの内容は、前回の記事にまとまっています。
展示を全部回ることはできなかったのですが、日本最大級のビジネスエリアでのアートプロジェクトとして、先駆的な事例だと感じました。今後の展開にも期待が高まりました。
作品写真に関しては、別のトークイベントに参加されていた四方幸子さんのツイートを添付させていただきます。
YAU TENは、トークが5/24まで、展示は5/27まで開催。メイン会場の有楽町ビル10Fに加え、複数のオフィスビルにアートが点在。三菱一号館美術館の広場の石毛健太作品、ギブスをはめたような木が、公園の木を使ったパブリックアートの実現経緯を物語る。https://t.co/kvfoM5xuhm pic.twitter.com/ZZMxcgU5tO
— Shikatouch (Ecosophia) (@shikatouch) May 21, 2022
今日はそのトークイベントの内容を踏まえて、アートとビジネスの関係を「触発」と「逸脱」の視点から考えてみたいと思います。
YAUとは?
YAU:有楽町アートアーバニズムは、日本有数のビジネス街としてグローバルな経済活動を牽引する大手町・丸の内・有楽町エリア(以下、大丸有エリア)において展開するアートプロジェクトです。
主催には「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会ですが、主要団体として、「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会」と「大丸有エリアマネジメント協会」が参画しています。
具体的なプロジェクト内容は、以下の3つに集約されています。
①アーティストの作品制作過程を街中で公開し、交流する「アーティストスタジオ」
②次世代を担う若手アーティストに、専門家によるアドバイスを提供する「相談所」
③主に大丸有エリアのオフィスワーカーが、まちとアートについて学びを深める「スクール」
これらの活動に加えて、アーティストの倉田翠さんが行ったプロジェクトなどは、ワークショップであり公演制作でもあるという点で、特異なモノだと感じます。
倉田翠が働く人々と創作したパフォーマンス「今ここから、あなたのことが見える / 見えない」(舞台写真 / コメントあり)https://t.co/eskLL2lEJZ pic.twitter.com/iV5IE0V25Z
— ステージナタリー (@stage_natalie) May 23, 2022
多様な仕方でビジネスパーソンとアーティストが出会う
![](https://assets.st-note.com/img/1653658884960-7JCwZKKibw.png?width=800)
アーティストスタジオ、相談、スクールに加えて、ワークショップを入れたYAUの活動を上記のように整理してみました。活動自体は、どれもYAUが手がけた公式のものですが、ビジネスパーソンの視点から、アーティストとの出会い方が偶然(インフォーマル)か計画的なものか(フォーマル)で分けられると考えました。
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