マガジンのカバー画像

アートの探索

このマガジンは、アートエデュケーターの臼井隆志が、子育てのことや仕事の中で気づいたこと、読んだ本や見た展覧会などの感想を徒然なるままに書いています。ご購読いただいた方には、日々の… もっと読む
マガジンの売り上げは、アートワークショップの企画や、子育てをする保護者やケアワーカーがアートを楽し… もっと詳しく
¥500 / 月
運営しているクリエイター

2019年10月の記事一覧

「他者になりたい」という願望はどこからくるのか?

社会のなかには、「こんなふうになりたい」という願望を掻き立てるものがたくさんある。 ファ…

引用の織物としての『コンテクストデザイン』

かねてから楽しみにしていたTakram渡邉康太郎さんの新著『コンテクストデザイン』を買いに、森…

「魅力」とは何か

「アトラクション」という語には、「引きつけること」「魅力的なもの」という意味がある。 そ…

子ども/アート/ワークショップの哲学

『ゲンロン10』の東浩紀さんの巻頭論考『悪の愚かさについて、あるいは収容所と団地の問題』を…

「意味のイノベーション」における作り手の倫理学

働くことは何かしらのかたちで「作る」ことだ。商品やサービスをつくる。物や時間をつくる。つ…

「人間ではない他者」に語る実験に参加する ーチェルフィッチュ『消しゴム山』の感想

「子どもに向けて難しいことをわかりやすく説明をした本は、実は大人がよく読む」という話を聞…

理想のアートエデュケーションをめざし、「幼児教育」から「組織開発」へ

ぼくは今、ミミクリデザインという企業の「組織開発」を担う部署にいる。 「組織開発」とは、組織の課題を見える化し、その課題について組織の構成員による対話をうながし、未来の姿を思い描いて行動することを支援するものだ。 一方、このマガジンでは、アートとワークショップについて書いている。 ぼくは、さまざまな人がアートを通して旅するように特異な経験をして欲しいと思っている。だからアートエデュケーションに関わる実践をずっと続けてきた。 いま、ぼくが理想とするアートエデュケーション