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インタビュー:あの人に聞く、〈◯◯〉と〈まち〉

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まちにはさまざまな職業・コミュニティ・性別・ジェンダー・役割をもった人がいます。個人の視点だけではまちは成立しません。 「あの人に聞く、〈◯◯〉と〈まち〉」は、各分野の最先端で活… もっと読む
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2023年3月の記事一覧

重要なのは「変化を受け入れ、行動すること」「真摯に取り組むこと」——アーキテクチャーフォト® 後藤連平さんに聞く、〈Webメディア〉と〈まち〉

人びとがインターネットに触れるようになってからわずか数十年でTwitter、Instagramを筆頭にしたSNSの発展などインターネットを取り巻く環境は大きく変化しています。 2003年に個人サイトとして始まり、2007年から本格的に活動を始めた建築系Webメディア「アーキテクチャーフォト」は、「建築」という専門メディアの視点から、そうした目まぐるしい「変化」と並走し、その時々でより良い発信のあり方を考え続けてきました。 そうしたアーキテクチャーフォトの道のりからは、同じく

「木彫刻のまち・井波」に魅せられた建築家が住まいながら地域循環経済をつくるまで——Bed and Craft 山川智嗣氏に聞く、〈職人〉と〈まち〉

「街づくり」はとても複雑なものです。 住民はもちろん、商いを営んでいる人、デベロッパー、行政……さまざまな主体の活動の上に成り立っています。各々の活動はお互いに何らかの影響を与え、結果的にまちという姿で現れます。そう考えると、それらの主体自身が街づくりを意識することから、本当の街づくりが始まるのではないでしょうか。 総務省の住宅・土地統計調査によると2018年時点で全国の空き家率は13.6%、実に約7戸に1戸が空き家という過去最高の水準を記録しました。加えて人口減少、市町村

次世代のまちを考えるために組織設計事務所がリサーチ機関を持つことの重要性——PLP Architecture 相浦みどりさんに聞く、〈リサーチ〉と〈まち〉

「街づくり」はとても複雑なものです。 そこに住む住民はもちろん、商いを営んでいる人、デベロッパー、行政……などさまざまな主体による活動の上に成り立っています。各々の活動はお互いに何らかの影響を与え、結果的にまちという姿で現れます。そう考えると、それらの主体が街づくりを意識することから、本当の街づくりが始まるのではないでしょうか。 NTTアーバンソリューションズも関わる2037年度以降に全体完成を目指す「内幸町一丁目街区開発プロジェクト(仮称)」。 現在、帝国ホテル等が建つ日