unknown protocol

すぐ使える新しい技術と、長い長い検討の末に辿り着いた古の技術が好きな自称エンジニアリン…

unknown protocol

すぐ使える新しい技術と、長い長い検討の末に辿り着いた古の技術が好きな自称エンジニアリングマネージャ。平日朝に更新することが多いです。

マガジン

  • 泥酔ポータルZ

    お酒にまつわる話を中心に。

  • 英語で読むITエンジニアリング[マガジン]

    技術論から企業トレンド、古い話から新しい話までピックアップ。英会話の例文ではなく、現場で使われている英語に触れたい人は、ぜひフォローしてください。平日早朝に更新。ランダム表示機能もあります。

  • 「入門監視」と合わせて読みたい5選

  • 「達人プログラマ」を英語で読む

最近の記事

  • 固定された記事

まずは、ここからお読みください

とある企業で働くエンジニアが気になるキーワードを平日朝に更新してます。ネタ元を原文で引用してますので、英会話の例文ではなく現場で使われている英文に触れたい方、日本語では誰も深掘りしてない最新情報を押さえておきたい方は、ぜひフォローしてください。 新技術 Python3.8が試練を超え盛り込んだセイウチ演算子 RHEL8で採用される暗号化ポリシー管理ツール Segment Routingが、そろそろ6歳になる あの技術が生まれた瞬間 SoundCloudがPrometheu

    • Wikipediaの運用チームから情報の残し方を学ぶ

      wikitechはWikipediaに関するドキュメントをホストするサービス。Wikipediaと同じくMediaWikiで運営されており、Wikipediaと同じく、誰でも読むことができるので、見どころを解説していこう。 Admin Logは文字通り誰がどのマシンを操作したかのログ。見ているとCookbookという文字列が多く、大半がChefやPuppetで自動化された操作であることがわかる。Cookbookの中身までは見えないのが残念。 次にRelease Engin

      • Pythonの運営評議会は、global interpreter lockの廃止をどう決定したのか

        Pythonの仕様はPEP(Python Enhanced Propozal)、つまりPythonの仕様を拡張するための仕様を誰かが提起し、それをSteering Council(運営評議会)が決定することでPythonそのものに盛り込まれる。インターネットの仕様に詳しい人であれば、RFCみたいなものといえば伝わるだろうか。 ちなみに、昔からそうだったというわけではなく、それまでPythonの生みの親であるGuido van Rossumが一人で決めていたのが、2019年に

        • Boxはパブクラに依存を高め、Dropboxはパブクラへの依存を下げている

          Data Center Cafe経由 過去にDropboxがAWSから自社データセンタに移行したという話があったので似た話かなと思ったら、どうやら逆の動きらしい。 https://www.datacenterdynamics.com/en/news/us-based-box-inc-spent-15m-more-on-cloud-and-5m-less-on-data-centers-in-2022/ Boxの財務報告書によるとパブクラへ$15.2 million追加し

        • 固定された記事

        まずは、ここからお読みください

        マガジン

        • 泥酔ポータルZ
          unknown protocol
        • 英語で読むITエンジニアリング[マガジン]
          unknown protocol
        • 「入門監視」と合わせて読みたい5選
          unknown protocol
        • 「達人プログラマ」を英語で読む
          unknown protocol

        記事

          作者によって捨てられたfaker.jsを救っているのは誰か

          GIGAZINE経由。 かつて、node.jsのライブラリの一つであるcolor.jsは作者が家が火事になった後に「大企業が経済的な支援をしてくれないことへの抗議」として、実行時にアメリカの国旗を表示したり無限ループするコードに書き換えてnpmライブラリにコミットした。当然ながら、このコードを取り込んだ多くのプロジェクトで意図しない挙動が発生した。 その作者による、もうひとつのOSSがfaker.jsというライブラリなのだが、公式サイトによると、こう書かれている。 かつ

          作者によって捨てられたfaker.jsを救っているのは誰か

          誰がCentOSの後継ディストリビューションを支えているのか(Rocky Linux編)

          少し前に、個人的な用事で、さくらインターネットのVPSでLinuxサーバを立ち上げたのだが、選択できるOSの一覧に2024年にサポートが終わるCentOSと、幾つかのCentOSの後継ディストリビューションが並んでいた。 その中の一つであるRocky Linuxについていろいろと読んでみた。 Red Hatが、それまでRed HatのdownstreamだったCentOSをディスコンし、upstreamであるCentOS Streamに注力するという発表をしたのが2020

          誰がCentOSの後継ディストリビューションを支えているのか(Rocky Linux編)

          PyPIが開発者に2FAを要求して抗議を受けている理由

          yomoyomoさん経由。元記事はLog4jの脆弱性などを発端に活発に議論されるようになったオープンソースのセキュリティに関するものだが、その中でPyPIというPythonのレポジトリに2FA(2要素認証)を導入しようとしたところコミュニティから大きな反発があったという箇所が気になった。 ということで原文を辿ってみることにする。 PyPIは2022年8月の時点で40万ものプロジェクトが管理されており、PyPIに登録されているソフトウェアは簡単なコマンドでインストールができ

          PyPIが開発者に2FAを要求して抗議を受けている理由

          セキュリティ・クリアランスはアメリカではどうなっているのか

          8月の内閣改造で経済安全保障相に就任することとなった高市早苗氏は「セキュリティ・クリアランス」の導入に積極的だという。 おやおや、セキュリティ界隈にとって、また制度が増えるのかと思って検索してみたら、なるほど、これが明文化されてない国家とは付き合えないという気持ちもわからなくもない。 というわけでアメリカの国務省のサイトに目を通してみる。 DSS(外交保安局)が個人のbackgroundを調査する。目的は国務省や他の組織で採用してよいか、もしくは権限を与えてよいかの判断

          セキュリティ・クリアランスはアメリカではどうなっているのか

          Githubのサプライチェーン攻撃に対する取り組み

          MicrosoftがSBOMを生成するツールを発表したが、その背景には「サプライチェーン攻撃」があるらしい。 サプライチェーン攻撃に関してはMicrosoft以外も取り組んでいて、そのうちのひとつであるGithubのブログを読んでみる。 2021年のLog4jやSolarwindsの事例が「サプライチェーン攻撃」をtop-of-mindに押し上げたという。 では、どういうことをしたのか。ちょっと長いので分けて書く。 箇条書きにすると コンテナをpublishする際に

          Githubのサプライチェーン攻撃に対する取り組み

          1970年代に多くの発明を生んだXerox PARCから人が離れた理由

          現在のmacOSなどで採用されているマウスによるGUI操作などはXeroxのParc(Palo alto reserch center)で発明されたものだという話は有名だが、IEEEで、その歴史について書いていたので印象に残ったポイントをメモする。 もともとXeroxがSDS社を買収した後に、SDSが持っていた資産を活かすために研究所を立ち上げるのだが、呼び寄せたのがミズーリー大学で学長を務めていた旧友で、彼が集めた人物はXeroxの事業に関係しないどころか、SDSのライバ

          1970年代に多くの発明を生んだXerox PARCから人が離れた理由

          Airbnbはマイクロサービスの「次」として何を考えているのか

          ツイートで流れてきて「Post-Microservices(マイクロサービスの次)」というキーワードに興味があったので、原文を読んでみることにした。 原文のタイトルは「マイクロサービスの道」となっていて、Post-Microservicesという雰囲気はしない。Twitterでは盛って書いたのかな。 「step backすることにした」と書いてあるが、要するに創業当時にmonolithだったものを2017年に一念発起してmicroservicesにしたが、ここにきて再びm

          Airbnbはマイクロサービスの「次」として何を考えているのか

          締切を守ってもらうための心理的駆け引き一覧(と参考文献)

          最近、取りまとめの仕事が増え、人に締切を守ってもらわないといけないことも増えたので、過去に読んだ本を元に、締切を守ってもらうためのアプローチに落とし込んでみました。 あくまで本に書いてあることを応用したらこうなるかなと想像で書いてるだけで、こうすれば締切を守ってもらえるというわけではないところだけ、ご了承くださいませ。 このスケジュールで報告いただけそうでしょうか?初歩的なテクニックではありますが「やるしかない」と思うより「できそうかな?」と考えを巡らしてもらうほうが手を

          締切を守ってもらうための心理的駆け引き一覧(と参考文献)

          AWSは人為ミスによる大規模障害をどう乗り越えたのか

          QiitaでAWSの大規模障害を振り返る記事があった。その中でも天災ではなく人災を中心に、どういう改善策を練ったのかをピックアップしてみる。 まず2017年のS3の障害。入力ミスで想定より多くのサーバが削除されたとのこと。削除されたのはインデックスとプレースメントの2つのサブシステム。日本時間の深夜2:37に発生し早朝6:54に復旧が完了している。 で、対策が「ツールを改造して、一気に削除するのではなく、ゆっくり削除するようにする」というもの。なるほど、地味に効果ありそう

          AWSは人為ミスによる大規模障害をどう乗り越えたのか

          JIRAで有名なAtlasianの障害報告を読む

          私の職場はJIRAから別のバグトラに乗り換えてたので気づかなかったが、割と大きなニュースになっていた大規模障害。Registerは、こんなニュアンスで伝えている。 タイトルにもある通り大規模障害は1週間たっても解決していない。3月31日はWorld Backup Dayだが、そのときのbunting(祝い事などで飾られる三角形の旗)を外し忘れてるんじゃないかと皮肉を言われている。 障害が発生した4/5から6日も経過した時点でanother two weeks(あと2週間必

          JIRAで有名なAtlasianの障害報告を読む

          DiSCで個性を見極め、コミュニケーションを改善する

          チームで働き、足並みが揃わないような場合に、一方が正しくて一方が間違っているということばかりではない。それを自分の方が正しいのだと主張を続けるより、それぞれタイプがあることを認識して、それぞれのタイプに合わせる方が建設的だ。 一口にタイプといっても「利口で勤勉な人間は参謀」「利口だが怠け者はリーダー」みたいな軍隊っぽいのは古いと思っていたら、意外と使い勝手の良さそうなのがAtlassian(JIRAなどの会社)のブログで流れてきた。 コミュニケーションスタイルの違いはag

          DiSCで個性を見極め、コミュニケーションを改善する

          プロマネを支える意思決定フレームワーク

          プロジェクトマネージャ(PM)やプロダクトマネージャ(PdM)にとって、限られた時間や予算の中で、何を捨て、何に専念するかを決めるのは腕の見せ所だ。一方で、ワンマン経営でない限り、すべての優先順位を自分で決められるわけではない。ステークスホルダとは違うモノサシで優先順位を決めていたら、いつまでたっても合意形成できない。だから優先順位の決め方にも複数のモノサシが必要となる。 ProductPlanでは、なんと37個もの意思決定フレームワークが紹介されている。後半は意思決定とい

          プロマネを支える意思決定フレームワーク