若葉の色――令和5年1月9日氏神様

私は神社に行くのが好きで、1〜2か月に一度くらいの頻度でおみくじを引いています。ひいた くじ は財布に溜め込んでいたのですが、だんだん管理しきれなくなってきたので、noteに記録していくことにしました。おみくじに載っている和歌って素敵だなとも思うので、そのコレクションも兼ねています。

今回は初詣も兼ねての参拝だったので、1年全体を占うものと考えればいいのでしょうか……。(このあたりの扱いがよくわからず)

運勢は末吉でした。昨年下半期には背中を押すようなコメントの添えられた大吉や中吉が続いていたので、ここにきて引き締めにきたようです。

和歌

もえ出づる若葉の色ぞ美くしき花さき実のる末も見えつゝ

具体的な色の名前はひとつも明記されていないのに、素敵な色彩が目に浮かぶようですね。青くて美しい若葉は、最終的にどんな色の花を咲かせてくれるのでしょうか。今まで報われずにいた人にも、将来への期待を持たせてくれるような歌です。

解説

次第次第に運がひらけて盛(さかん)になります あまりに一足とびにとんで事をしようとするとあやまります
時を見て心ながくのぞみを達しなさい

最終的にうまくいくのだから、よく時機をみるように、急いで願いを叶えようと焦らないように、といったところでしょうか。

分野ごと

願望 にわかに事をなさんとすれば災あり
待人 おそけれど来る
失物 出る 低い所
旅行 よろし さわりなし
商売 次第に上りて利
学問 早目に目標をたて全力を尽せ
相場 上がる気配あり
争事 勝つとも損あり
恋愛 誠意を示すことが大切
転居 十分ならず
出産 さわりなし 安産
病気 弱気にならねば治る
縁談 叶うともおそし さわげば破れる

 

全体的に時間がかかるというようなことが書かれていますね。

恋愛において誠意を示すって、具体的に何をどうすればいいんでしょう……転居が十分ならないというのは、中途半端に終わるということでしょうか……。ところどころこれはなんだろう、というものがありますが、いずれにしても「花さき実のる」まで気長に過ごすのがよいのでしょうね。

私のお願い事(秘密)は微妙でした。

神の教

 情けこもった其のひと言に、悩む心も生き返る
優しい一言が、どれほど先方の胸に暖かい光を与え、力を添えることでしょう。真心を込めた言葉には神様の言霊が宿り、人を慈しむ力が生まれます。常に神様と御一体になって、直(なお)く美しい心を養い、優しい言葉、暖かい言葉で人をいたわり慰め、明るい世の中を作りましょう。

常に神様と御一体にとはなんとも畏れ多い話です。暖かい言葉で人を慈しめということですね。そういえば、むかし(いつ?)引いたおみくじに「地上に高天原を顕すべく努めよ」みたいなことが書いてあったのを思い出しました。高天原を作るってまじかよ……私人間なんですけど……というのが当時の正直な感想でしたが、それに比べるとかなりハードルが下がったように感じます。難しいことには変わりありませんが……。

待つのいやだなあ。早く叶ってほしいなあ。今じゃないとできないこともあるのになあ。ひとまず、「焦らない」というのは頭の片隅に置いておきましょうか。ことしも何度か参拝すると思いますがよろしくなのです。

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