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アメリカで働いて感じた価値観の違い

こんにちは。ご覧くださりありがとうございます。
今回は、海外で働き始めて感じた「カルチャーショック」について書いていきたいと思います。

※これはあくまでわたしの職場(日系レストラン)で感じたことであり、一個人の感想にしかすぎません。ご了承ください。

①自分はもっとできると思っていた

わたしはアメリカに来るまで約9年、新卒で入社した会社でずっと働いていました。
2回の産休育休をはさみ、マミートラックにハマった時もありましたが、基本的に仕事は「できる方」とされてきていたと思うし、昇給も他の人より早かったです。
だから、新しい仕事にもすぐ慣れると思っていました。
レストランで働くこと自体難しい仕事ではないし、難しい英語も使わないであろうと。。。

正直に言うと、かなり甘かったです。

まず、わたしの職場には未経験で入る人がほとんどいなかったので、採用されたら即戦力として扱われるのが当然。そこに、アメリカ1年未満、働くの初めてのわたしがポンっと入社してしまったのです。

みんなわたしが未経験と知って優しくしてくれていたけど、イライラされたこともたくさんあるし(仕事だから当然だけど)悔しい、辛い、悲しい。就労開始してから3ヶ月から6ヶ月くらいまでは出勤するのが嫌で嫌で仕方がありませんでした。
入社してから知ったのは、サーバーをやる前にキャッシャーなど他の職種を経験する人が多いようです。
「日本語で求人が出てる」ことだけを理由にサーバー職に応募したわたし、なんてものを知らないんだと、後悔しました。

ボスが目の前でわたしの悪口を他の人に言っているのを聞いてしまったこともあります。「彼女は何回も同じミスをする」「こっちは何回も教えてる」その通り過ぎてぐうの音も出ません。。
すぐ質問しすぎていたのかもしれません。日本では「ちょっと困ったらやる前に相談する」のが普通だと思っていただけにちょっと悲しかったです。
また、質問する英語が思い浮かばず不安になりながら実行して、ミスにつながったこともありました。

文字通り、体当たりでした。

②もっと個人主義だと思っていた


アメリカって個人を大切にするイメージがありました。当然家族との時間も大事。仕事は二の次でいいよ!みたいな。

日系レストランだからかもしれませんが、全くそんなことありませんでした。

まず、固定シフト。出勤する曜日と時間が決められていて、休みたい場合は他の人に自分がお願いしないといけないルールになっています。
自分が出勤する予定のシフトに穴を開けるなんて(どんな理由であっても)責任感がない!と感じるそうです(ボスが)
わたしは子どもの学校の祝日などで休みをお願いしなければいけない日がかなり多く、毎回同僚にお願いして休ませてもらっています。。
シッターさんをお願いするとしても、自分の手取りよりも支払いの方が多くなってしまうので、今のところは休みをお願いする形をとっています。

そんな状況なので長期休暇もなかなかとれません。同僚もとりません。

また、わたしたちの場合いただいたチップはその日出勤している人で山分けがルールなので、仕事が遅い、できない人に対する風当たりが強いです。

わたしが感じたのは、「アメリカは」というのはかなり広い主語だということ。結局は「属するコミュニティによって価値観も変わる」それがアメリカなのだと最近気づきました。

当然新しいアメリカの考え方をしたい人もたくさんいるけど、カトリックの人たちは保守派だし、わたしの同僚はほとんどがアジア人。今はアジア人メインのコミュニティの職場だから、個人主義ではなく、団体主義に近いのだと気づきました。

③ボスがパワハラ気質

わたしのボスはタイ人の女性です。この人がかなりパワハラ気質。

まず、新人いじめがひどい。わたしも半年くらい苦しみましたし、最近も1人入ってきたのに辞めてしまいました。
そのとき同僚に聞いたのは、彼女はタイ人男性以外の全ての新人に厳しい対応をするそうです。ま相手を選んで対応を変えているのもおかしいし、個人的には明らかに指導の範囲を超えていると思います。

内容としては、お客さんの前でどなる、すぐに人のせいにする、相手を馬鹿にした対応をする。どなるときは相手が泣きそうになるまでどならないと気が済まないそうです。

また、固定シフトの件先ほども記載しましたが、そのせいで、みんな体調が悪くても必死に出勤するのです。熱があっても出勤、アレルギー反応が出て身体中じんましんが出ていても出勤、極度の腹痛に耐えながら出勤。
当然同僚にうつす可能性もあるし、お客さんにとってもよくないことなのに。みんなそれをわかっているのに、出勤するのです。

パワハラの上司って、時代の流れ的に駆逐されたと思っていました。なのにまだ現役で活躍していることにとても驚きました。

④同僚がみんないい人で安心した

日本で働いている頃も何回か転勤しましたが、1つのチームに1人くらいは変な人や愛想が悪い人がいて、コミュニケーションに困った記憶があります。

しかし、今の同僚はみんないい人で機嫌よく働いているので、安心して一緒に働けます。

みんなボスの新人いじめを耐え抜いた人だからかもしれませんが。笑


いろいろ書きましたが、やっと仕事にも慣れて元気に働いています。最近は新しいポジションの仕事も教えてもらって若干のキャリアアップ感もあるし、精神的にも経済的にも安定して暮らせています。働き始めてよかったです。







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